特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

お腹も心も満たされる

2005-03-24 21:18:44 | 美味しい
 曇りのち晴れ。一時雪。最低気温零下0.2度。最高気温7.5度。寒風強く冬の寒さ戻る。

 今日はお腹も、心も豊かに満たされ、癒された。

 サムゲタン【参鶏湯】(名)若鶏の内臓を取り出したあとに朝鮮人参・棗(ナツメ)・もち米などを詰めて煮込んだ料理.▶漢方では鶏参湯(けさむたん)と呼ばれ強壮剤となる.

 お昼に新村(シンチョン)に出て、「新村営養センター(シンチョンヨンヤンセント)」でIさんと一緒にサムゲタンを食す。
 ちなみに韓国語では「栄養」のことを「営養(ヨンヤン)」と表記する。つまり「新村栄養センター」という名前のこのお店、その名の通り栄養つくこと請け合い!日本では土用の丑(うし)の日に「うなぎ」を食べるように、韓国では三伏(さんぷく)の日にサムゲタンを食べると健康によく、夏バテしないと言われている。うなぎ同様ちょっぴり贅沢だが、とにかく美味しい料理。

 前にも一度、教会からの帰りにここで一緒に食べたことがある。その時にIさんがサムゲタンに見事ハマって(?)しまった。今回はIさんの韓国語学堂修了祝いと、来週日本への帰国を控えて、私が誘ったもの。二人でサムゲタンを満喫した。夏の暑い時に食べるのもいいが、今日のように寒い時に食べるのもまた格別だ。

 その後、二人で仁寺洞(インサドン)へ。
 のんびり画廊(ギャラリー)めぐりをする。ソウルの街の喧騒をしばし忘れ、絵画の世界にどっぷりと浸る至福の時間(とき)。イマジネーションが自然と掻き立てられる。ちょっぴり疲れたら、午後の日差しがたっぷりと差し込む窓辺で、のんびりまったりひと休み。
 
 途中「耕仁美術館(キョンインミスルグァン)」の中にある伝統茶院(ジョントンタウォン)でお茶もした。ここでは韓国の伝統茶が楽しめる。お値段は仁寺洞(インサドン)という場所柄、ちょっぴり高め。ソウルの観光ガイドブックには必ず載っているので、とにかく日本人観光客だらけ。そのわりに、同じ敷地内にあるギャラリーには日本人観光客の姿はごく僅かだ。韓国現代美術から伝統的な絵画まで、素晴らしい作品がタダで鑑賞できるというのに本当にもったいないと思う。韓国の伝統茶だけを楽しむだけなら、安くて美味しくて、雰囲気の良いお店は他にも沢山ある。あ、五味子茶(オミジャチャ)はIさんお薦めのお茶です。ぜひお試しあれ。

 とにかく、目に付いたギャラリーに入って、多様な作品を鑑賞した。美術館まで足を運ぶのも良いが、ギャラリー巡りも悪くないなぁと思った早春の午後だった。

 静寂に包まれたギャラリーでは神様との距離も近くなれるのかもしれない。私の気のせいだろうか・・・。

 写真は今日(3/24)のギャラリー巡りの途中、あるギャラリーの屋上から写した仁寺洞(インサドン)の路地裏に今も残る韓国伝統家屋(韓屋=ハノク)。

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2 コメント

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Unknown (I)
2005-03-26 01:40:32
本当に楽しくてゆっくりした時間でしたね。「のんびり、まったり」できましたね。いろいろとお世話になりました。本当に楽しかったです。ありがとうございました。
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こちらこそ! (特上カルビ)
2005-03-26 16:22:14
 私も楽しかったです。日本に戻っても私のブログに遊びに来てくださいね。

 受難週も今日で終わり。いよいよ明日(3/27)は待ちに待った復活祭(イースター)。楽しみですね!
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