「しの笛」は、私が初めて耳にした音色でした。
会場を暗くして後ろから、吹きながら入場したその音色は、心が洗われるような澄んだ音色で、
不思議に心地よい音色でした。
場所も櫛引の「王祇会館」で、黒川能を舞うところで、なんとイメージがピッタリなんでしょう。
東京生まれの「狩野秦一」さんは、ニューヨークでドラムをやっていたころ、
外国の人が和太鼓をたたいていたのを見て、なぜ日本人の自分が日本の楽器を使わないんだ!
と、気が付き、新潟の佐渡に住みつき、「しの笛」や「太鼓」を覚え、
今は世界20カ国を、1000回を超える公演をしています。
日本の伝統を広げています。
「しの笛」を聞いていると、疲れている心をほぐしてくれ、耳が洗われた気がします。
素晴しい平和な気持ちになれて幸せでした。ありがとうございます。