岐阜県から来たお客様、ありがとうございます。
「僕にはもう、時間がないんだ」何度も入退院を繰り返していたお父さんが、他界してしまった。
「何もしてくれなくたっていい、一緒にいてくれるだけでいい。」
家族が一緒にいられる時間は永遠ではありません。一緒にいられる短い時間は、本当に大切でした。
お父さんは、友人から、家族から頼まれたら、その人のために、出来る事をまずはしてあげる人でした。だから、友人の多い人でした。
「ダニーボーイ」の音楽が好きだったお父さんは、天国に、この歌が流れた葬儀で旅立ちました。
息子たちは、郷里を愛していたお父さん、「藤沢周平」の本を全部読んでいたお父さんをしのび、
鶴岡を訪れ、「藤沢周平記念館」を訪れました。
耳を澄ましていれば、子供たちの心のなかの楽器は自然と鳴り、いつもお父さんと対話してるでしょう。
私は、みなさんの色々なお話を聞いてて、温かい家族に囲まれていたんだなと、思いました。
きっと多くの人に感謝された人生だったんでしょう。
必死に最後まで生きた親の姿は、息子達が困難に出会った時、必ず力を与えてくれるはずです。
人生を作ってるのは自分の心だということを、教えてもらった気がします。ありがとうございました。