仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

もう今年も…

2014年11月20日 | ゼミ雑談帳
皆さま 本当に月日の経つのは速いもので、もはや12月も目前ではありませんか。焦りますね~。
今朝は、ある児童館で、脳学者のT先生とコラボレーションしてきました。先生はピアノが大好きで、子供の脳の発達と楽器を弾く(習う事も含め)ことや、逆に老人の脳の老化防止と楽器の演奏との関係をいろいろと調べていらっしゃいます。人間の脳の中で、言語をつかさどる部分とピアノを弾く時に使う部分はとても関係が深いそうです。
前も話しましたが、古代ギリシャで(ホメロスとか、習ったでしょ)「詩を読む」というのはすなわち歌うことであったようです。言葉にふし(節)をつけて、まぁ詩吟みたいなものでしょうかね。やっぱり、言葉とピアノってとても近いんだと思います。バロックの音楽は「歌う」というより「語る」表現である、というのもすごく分かります。
19世紀のスタイルから始まってしまった日本でのピアノ教育方法は、やはり片手落ちであったと、今は断言できます。そこを補うのがバッハなんだなぁ…と、しみじみ思う晩秋の夜更けでした。

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