仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

過日のゼミ

2011年09月14日 | 今日のゼミ
皆さん、ご無沙汰してしまいました。
バッハゼミは通常通りに進んでおります。

前回の記事よりのち、
7月11日、25日
8月22日
そして今回、9月12日
以上4回のゼミを行っておりました。

更新を怠ったため、
話し合いの内容は記憶のはるか彼方へいってしまってますが
大まかにでも、これまでの経過を記しておきたいと思います。



◎7月11日◎

おそらく第14番 fis-mollの続きをやったような気がします。
手元の資料に日付が無かったので、ちょっと怪しいですが…。

そして資料の日付から推測して、
第16番 g-moll プレリュード
第19番 A-Dur プレリュード

これらはさわりだけ。


◎7月25日◎

第15番 G-Dur プレリュード
このプレリュードが平均律クラヴィーア曲集第2巻に収められる前には
フーガに対するプレリュードとして3曲候補があったそうです。

候補のうちのBWV902、BWV902aは
小プレリュードとフゲッタの中で確認することが出来ます。

版によっては1曲のみ収録されているものもあります。

以前(ゼミ初期)の資料では
とても細かい分析を行っていましたが
よりシンプルに説明するよう直していきました。

構成の部分で、1段で表記していた図を声部2段に分けることに。


◎8月22日◎

第10番 e-moll プレリュードとフーガ

プレリュードは写本によって滑走音の書き方が違っていました。
モチーフMが全曲を通して支配してます。

プレリュード、フーガともに
構成について話し合ったのでは…と思います…。

◎9月12日◎

第15番 G-Dur プレリュードとフーガ

モチーフMの見直しについて。
プレリュードでは、上声と下声が
8分音符単位で平行(鏡像のところもあり)に動いているので
その動きを大きくモチーフMとした。

一見、3声または2声に見えるが
実質は4声の曲と思われる。

前々回のゼミで1段の図を2段に直したけれど
再び1段でまとめることに。
(このゼミでは良くあることだが、発表者は大変です)

フーガは駆け足でさわりだけ。

この曲はもともと、フゲッタから作られたらしい。
フゲッタと、いくつかのプレリュードがあったのだが
平均律第2巻に収めるに当たり、フゲッタの主題を用いてフーガにし、
フーガに見合うプレリュードとして、候補の中から選んだようです。
候補を参考に新しく作ったのかもしれませんが…。




お粗末ながら、今回までの「今日のゼミ」でした。
すみません。

最近、メンバーも色々忙しいようで
続けて1曲を分析するというより
出来るところから進めていくといった形になっています。

順番も飛び飛びになったりするので
担当の曲を、少しでも進めておくと良いかも知れませんね。
私も頑張ります。


次回ゼミは9月28日の予定です。

それではまた!