仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

今日のゼミ

2010年05月31日 | 今日のゼミ
本日出席5人でした。

本日はⅡ巻8番dis-moll。
前回の見直しが中心でした。

第II巻のプレリュードに多い、真ん中でリピート記号がついているもの、よく「舞曲の影響」と言われますが恐らくソナタ形式を意識しての作風なのではという話になりました。
ソナタ形式”への過渡期であり、バッハがそこに目を付けたのであろうと。

フーガは、うまく段落分けができなくて、色々な角度で段落分けをしてみました。
そして、以下のように分けてみました。

<第1部>①1~11
       ②11~15(間奏)
<第2部>③15~24
       ④24~30
       ⑤30~35
<第3部>⑥35~39(間奏)
       ⑦40~46

第2部は、カデンツがテーマの途中にかかったり、区切りが難しいです。
第1部と第3部は、シンプル。

③④⑤の上下に二つの間奏②⑥。
そして一番上が①、下が⑦。
つまり、この曲はシンメトリックにできていることがわかりました。
しかも、最後の主題はSop.とTen.に鏡像で出てきます。
これは「この曲はシンメトリカルだよ」という暗示になるのではないかと思われます。

この発見に一同大喜びでした。


(今回は、メーリングリストの文章を修正転用しました)


今後のスケジュール

23日(水)通常ゼミ
28日(月)打ち合わせ


今日のゼミ 打ち合わせ

2010年05月24日 | 今日のゼミ
本日、大雨でした。
その中、出席9人と出席率が良かったです。

本日は10月演奏会の打ち合わせ。
内容は以下の通り。

1)チラシの校正

題字を初校のものに戻す
Vol.2を書き足す
再度色合いを変更する
会場・日程の色味を初校のものに戻す
など意見が出ました。
これで最終校正。
来月チラシが完成かと思います。

ちなみにチラシ用の写真



2)雑誌取材に向けての下準備。

そもそもこのゼミが発足したきっかけや、何故私たちがアナリーぜをし、そこに楽しみを見出したのかが再認識でき楽しい(?)話合いでした。
しかし、この雑誌は音楽愛好家が読む雑誌ではありません。
そのような方にもページをとばさずに読んでもらえるような話ができたら良いなと思いました。

来月はもっとその内容を詰めていきます。



3)今後の日程は以下の通りです。

雑誌取材日。
8月26日(木)10:30~ 八木山にて

ゴールドベルク組の合同練習日。
8月 4日(水) 10:00~13:00 常盤木 小2教室にて
8月30日(月) 同上




5月31日(月)は通常ゼミです。