仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

充実した講座でした!

2019年04月21日 | 今日のゼミ

桒形先生の講座

参加者は、ゼミメンバーも数えると、ゆうに30名を超しました。なかなか機会のない、本当に貴重な時間だったと思います。これをきっかけに、仙台でも連続講座を企画できないかな、と考えております。東京では当たり前のように様々なチャンスがありますが、仙台では難しいですものね。

桒形先生でなければ聴けない話題…ルネサンス時代からのお話を交えて、Cはもともと4/4という意味ではなかったこと、「3」が完全で「2」は不完全な数であったことなど、面白いお話をたくさん伺いました。また、どんな作曲家の作品であれ、その母国語を分かっている人とそうでない人とは、演奏を聴くとすぐに分かる、ともおっしゃっていました。そう…音楽は言葉にほかならないのです。

具体的には、バッハの作品(今回は《平均律》が主でしたが)のテンポを考えるときのヒントや、ピアノで演奏するときの表現方法や装飾音の入れ方など、目からウロコのこともたくさん!

もちろん、この1回ですべてが分かるはずもなく、バッハへのアプローチの仕方は無限といっても良いほどたくさんありますが…こちら側から見るのではなく、やはりバッハの”前の”時代からのアプローチは大事だと思います。そこが、ピアニストにはちょっとハードルが高い。でも、そこを探るか探らないかで、全く見えてくる世界が違います。本当にバッハを、ひいては音楽を大事に思うのなら、そういう努力が必要だと思います。

 

先日、東京でバッハの《ロ短調ミサ》を聴いてきました。ヴォーカル・コンソート東京と古楽器のオーケストラとの共演で、なかなか良かったと思います。そして何より、私たちもバッハの声楽曲をもっと聴いたり、自分で歌ったりするべきだとつくづく思いました。

そのうち、カンタータを歌ってみたいですね。5月の富田先生の講座は、そのようなアプローチの仕方も含めて、バッハの作品にどう向き合っていくか、探っていく講座になると思います。桒形先生とはまた違った視点から、楽しくバッハに向かい合いましょう!5月19日(日)10:45~12:45、お昼(未定ですが…時間も少ないので、持ち寄りで、皆さん一緒に会場でワイワイと頂くのもアリ、ですね!)を挟んで13:45~15:45 です。会場は同じく山野楽器8Fホールです。


先月のゼミ。そして…

2019年04月12日 | 音楽四方山話

 

先月のゼミでは、オルガニストとしても活躍されている飯塚由美先生に来ていただき、通奏低音について勉強しました。

メロディを邪魔せずなるべく自然な進行で…でも禁則は避けて…等と、実際にピアノで弾きながら、皆で考えました。

主にピアノを弾く私たちにとっては、あまり触れてこなかった通奏低音。
みんな四苦八苦してました。
そしてもっと勉強したいことが増えました。
今後も続けたいです。


そして明日は特別講座!
こちらも楽しみです✨
当日でも構いません。皆さんぜひ!