11月22日のバロックダンスワークショップ、そして23日のコンサート、どちらにもたくさんのお客様がいらしてくださって、とっても素敵な2日間となりました。生の音楽で踊る贅沢さ、そしてみんなで作り上げるひとつのステージ。バッハはきっと天国で微笑んでくれていると思います。
これからも、バッハへの敬意を原点にして、様々なアプローチで彼の音楽を追求してみたいと思います。まずは理解しようと努力することです。楽譜そのものもたくさんあるけれど、それだけでは足りません。歴史、言語、身体の動き、当時の生活、キリスト教とのかかわり、家族や社会とのつながり…色々なことを知り、想像し、歌ってみる。それを指と鍵盤の対話に反映させる。大事なことは、ひとりよがりにならないことかもしれません。だって、答えはひとつではないから。同じ曲を3年後に弾いたら、きっとまた違う表情になると思います。音楽は、“生きて”いる!