仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

チャレンジャーズライヴ

2016年06月07日 | ゼミ雑談帳
早くも6月ですね。今年も半分終わろうとしています…
国際コンクールも、前半のヴァイオリン部門が終了、いよいよピアノ部門が始まります。

今回もチャレンジャーズライヴの進行をつとめさせていただきましたが、若くて才能の溢れている方々と一緒にいるのは素敵なことですね。
エネルギーをたくさんいただけた気がします。皆さんも、是非「仙台国際音楽コンクール」で検索してみてください。

ところで、またまたかつての同級生と感動の再会を果たしました!何と、今年から昭和音大で音楽学の講師になった方が、富田氏同様、大学時代の同級生!やはりバロックも詳しくて、手稿譜とかガンガン読んでいるようです♪ そりゃ、学者(私たちはあくまで演奏者(^^))ですから当然ですが、またしても、ものすごく強力なバックアップを得られたような気がして、本当に嬉しいです。

バッハは人類を救う…本当にそうなりそうな気がする今日この頃でした。 

もろもろ

2016年02月03日 | ゼミ雑談帳
皆さま

先日の研究発表会、予約は少ない人数だったのですが(実はちょっとメゲてました…)実際には、いつも通り12~3名くらいいらしてくださいました。
すごく嬉しかったですね!
しかも、あのコンサート後の再開初回がg-mollで、これが本当に(もちろんどの曲も素晴らしいんですが)スゴイんです。興奮するなぁ。
どうしてこんな曲が書けるんでしょう。見た目はとってもシンプルなんですよ。でも、弾くと全然違う。不思議です。
次回は4月28日、GWの前日ですが、ぜひ多くのお客様にいらしていただきたいですね♪


オープニング演奏

2巻16番の発表

1巻16番の発表


さて、別件。
先日も取り上げた「市民利用施設の使用料(値上げ)」の件ですが、市議全員にお手紙を書いたところ、平井みどりさん(武蔵野音大・短期大学部卒)が話を聞いてくださり、さらに跡部薫さんはなんと財政局の財政課長ご本人を伴って話し合いに来てくださいました。
ホールの料金は、最終的には最高で1.3倍になるようです。値上げそのものは、このご時世ではある程度仕方ない(30年間放って置かれたこと自体、ちょっと信じがたい)とは思うのですが、いわゆる「営利」「非営利」の設定の曖昧さ・わかりにくさや、その設定自体を各施設(ホール)の受付をしている市や県の職員もしくは指定管理者の職員たち自身が分かっていない現状について、またそもそも基本的に文化芸術活動に対する認識が低すぎる、というようなお話など、色々とさせていただきました。
これからは4年ごとに見直されるということですから、私たちはもっとしっかり自治体のそのようなあり方にも目を光らせていく必要がありますし、どんどん色々な意見を上げていくべきだと思います。
音楽はもっともっと社会とコミットし、連動するべきですね…

では、これからもより良い社会と音楽を目指していきましょう!  S

もう9月も後半…

2015年09月22日 | ゼミ雑談帳
こんなに速く時間が経ってしまうと、もう今年も終わりそうです…

いやいや、その前にバロックダンスのワークショップとコンサートをしっかり頑張らねば♪
前回のワークショップを経験した方は、その時から自分が成長したか考えてみてください。

グラーフ氏がインタビューの際に述べた言葉「自分がまったく進歩できないと感じたら、その瞬間に(フルートを吹くのを)やめるよ」が忘れられません。
いつまでもそう思えたら素晴らしいですね(^^)

なんと、もう8月!

2015年08月04日 | ゼミ雑談帳
皆さま
はっと気付けばすでに8月。仙台七夕も目前です。そろそろ、11月のコンサートに向けてエンジン全開にせねば…。

先日、大学での演奏試験を聴いて本当に具合悪くなりました。
バッハのイギリス組曲を弾いているんだけど、音符は確かに叩いているんですが…アウフタクトはない、弱拍にアクセントは付く(多分手の都合です)、妙な< >がついて、どうもそれで歌っているように表現しているつもりらしい… どうすればいいのでしょう。真面目に、0点をつけたくなりました。

音楽とは何のために演奏されるのか?勝手に何かを表現したいなら、オリジナルを作曲すべきです。私たちの行っている「再現芸術」とは…そこにある楽譜を判読し(でも、できるだけ正しく、しかも誠実にね)自分なりに咀嚼し、それを他人に伝えるために演奏するのではないでしょうか???

それにしても、最近の子供たちの無表情な演奏がすごく気になります。人類はどこへ向かっているのか?…な~んて、久しぶりに哲学の授業を思い出しました(^^ゞ S

梅雨ですね

2015年06月28日 | ゼミ雑談帳
皆さま いよいよ梅雨入りです。
晴耕雨読…じゃないけれど、雨の日は心静かにバッハと向き合いたいなぁ。

で、面白い話を見つけました。古代ギリシャ語のことです。例えばホメロスの詩がそうですが、かつて古代ギリシャでは詩などを「朗読する」ときには必ずそこに音楽というか「歌」のような節がつく、と聞いていました。それで、何となく、それがそのままヨーロッパでの音楽に結びついていくのか、と漠然とイメージしていました。
BUT!!違ったんです!それ(語句そのものの中に音楽的リズムを有する)は古代ギリシャ特有のものであり、その後のキリスト教的西洋ではそれが受け継がれることはなかったんですって。

西欧は広いんですね。私たちは、心して西洋音楽に取り組まなくてはならないと再確認しました~。 S

バッハゼミがMHKSとリンクしました!

2015年03月29日 | ゼミ雑談帳
MHKSのHPから仙台バッハゼミナールの、このブログが更に多くの方のお目にとまれるようになりました。嬉しい!
我らが愛するJ.S.バッハは、本当に素晴らしい方です。お会いしてみたかったなぁ…('_')
これから、ゼミの様子や研究発表会についてなど、積極的に投稿していきますので、ぜひお立ち寄りください。

怖い!薬の副作用

2014年12月01日 | ゼミ雑談帳
久々にダウンしました。ほぼ1週間、声が出なくて咳にさいなまれ…こりゃマズイとお薬を処方していただきましたが、これが怖い状況を生み出しました。
皆さんもネットで「音程が低く聞こえる薬」などと検索をかけてみてください。薬の副作用で、音がほとんど半音近く低く聞こえる、という恐ろしいことが起きています。
私は咳止めの薬でしたが、もしかすると他にもあるのかもしれません。あまり深く考えたことがなかったんですが、咳止めの薬は”強い”という漠然としたイメージだけは持っていました。
でも、脳に働きかけるわけですよね、身体の動きを「止める」わけですから。やはり、薬は両刃の剣ですね。もともと薬には嫌悪感を抱いていましたが、今回で本当にノックダウンです。
皆さんも気をつけてください。音が低く聞こえるって、普通の方にはあまり意識されないと思いますが…私たちには下手すると命取りになりかねませんから。

もう今年も…

2014年11月20日 | ゼミ雑談帳
皆さま 本当に月日の経つのは速いもので、もはや12月も目前ではありませんか。焦りますね~。
今朝は、ある児童館で、脳学者のT先生とコラボレーションしてきました。先生はピアノが大好きで、子供の脳の発達と楽器を弾く(習う事も含め)ことや、逆に老人の脳の老化防止と楽器の演奏との関係をいろいろと調べていらっしゃいます。人間の脳の中で、言語をつかさどる部分とピアノを弾く時に使う部分はとても関係が深いそうです。
前も話しましたが、古代ギリシャで(ホメロスとか、習ったでしょ)「詩を読む」というのはすなわち歌うことであったようです。言葉にふし(節)をつけて、まぁ詩吟みたいなものでしょうかね。やっぱり、言葉とピアノってとても近いんだと思います。バロックの音楽は「歌う」というより「語る」表現である、というのもすごく分かります。
19世紀のスタイルから始まってしまった日本でのピアノ教育方法は、やはり片手落ちであったと、今は断言できます。そこを補うのがバッハなんだなぁ…と、しみじみ思う晩秋の夜更けでした。

もうこんな時期…

2014年10月29日 | ゼミ雑談帳
先日のゼミは、みんなコーヒー(ドリップ式!)やお菓子を持ち寄ってくださって、何だかお茶会みたいでした(^^)
30日のf-mollは、第I巻もII巻も2拍子系だし…何だか弾いているとどっちがどっちだか分からなくなってきます。マズ~。
皆さんも続けて弾いてみてください。はっきり言って、途中で飽きますっ!こんなに雰囲気の似ているペアも珍しいかも。
ということで、30日のゼミ発表会を楽しみに♪ 

研究発表会

2014年08月08日 | ゼミ雑談帳
先日の研究発表会にいらしてくださった皆さま、ありがとうございました。メンバーの皆さまお疲れ様でした。

早くも仙台七夕は最終日。例年に増して不安定なお天気で…でも、ちょっとだけ一番町を歩いてみましたがなかなかの人出でした。この頃の何となく落ち着かない、不穏な日本の雰囲気(そう感じているのは私だけ…ではないと思います)を少し忘れさせてくれる光景でした。

バッハが生きていた頃のことを時々考えます。子供がたくさんいて、でもちゃんと成人するのはその何分の一だったでしょうか。死はいつも生活のどこかで隣り合わせていて、だからこそ、きっと生きていることに感謝する気持ちが自然にあったと思います。
幸せとは何なんでしょうね。もしかしたら、感謝する気持ちを素直に持てることかもしれません。だから、バッハの音楽は私たちを幸せにしてくれるのかなぁ。ピアノを弾く(音楽をする、かな)よろこびを、少しでも多くの方と分かち合いたいと思います。