仙台バッハゼミナール

2000年4月24日、J.S.バッハの作品の解釈と演奏研究を通してその音楽への理解を深めることを目的として発足しました。

音楽は人類を救う!

2011年03月20日 | その他
あの大変な東北関東大震災から1週間。
何と、桑形先生の講座翌日というタイミングでしたが..
.皆さんその後いかがお過ごしでしょうか。

こんな大変な時ですが、
とにかく心を強く持ってしっかり頑張って生きましょう。

少し落ち着いたらゼミも音楽も復活させます!

こういう時だからこそ、音楽の力が発揮されるべきだと思います。
ピアノが無事だった人、バッハを弾いてみて。落ち着きますよ。
 





バッハは世界を救う?のコメントより引用しました。

今回の大震災によって
大変な思いをしている方がたくさんいると思います。

あまりの大きな災害に
どうコメントして良いのかも分からない位です。

しかし、そんな中
友人や親戚の温かい励ましや応援に
大きな支えを感じることもありました。

知らない人々も助け合う空気が生まれています。

通常の生活に戻るには
まだまだ時間が必要ですが
守られた命に感謝しつつ
日常が戻るのを待ちましょう。

それでは皆様に
安心した日々が早く戻りますように!

形先生特別講座に向けて

2011年03月08日 | 今日のゼミ
3月7日には、特別講座についての打ち合わせをしました。

形先生より資料が届きましたので
ゼミ会員は、一足先にちょっとだけ予習を。

講座の流れを大まかにお伝えしますと、

最初に平均律クラヴィーア曲集についての話、
そして午前の部にて、C-durのお話。
続いて午後の部には、es/dis-mollのお話。

すっきりとした資料と柔らかな文字を見て、
「資料と共に、お話を聞いたら
 平均律が身近に感じられる講座になる」
そんな予感がしました。

とても楽しみですね~。

素敵な先生を、仙台にお呼びするので
ゼミ会員だけではなく
音楽関係の先生方、学生さん、
またバッハに興味のある方…
より多くの方に、お話を聴きに来て頂きたいと思います。

もう講座の日も間近となりましたが
ご興味のある方、お時間のある方は
是非、足をお運び下さいませ♪





今日のゼミ

2011年03月04日 | 今日のゼミ
皆様こんばんは。

遅くなってしまいましたが、2/28のゼミ報告です。
今回もⅡ巻の10番 e-mollについてでした。

前回は「インヴェンション」と「トリオ・ソナタ」について
混乱してしまいましたが、今回は自筆譜と写本について
混乱とまではいかないものの、かなり話し合いました。

ロンドン自筆譜と写本との相違点については今までも比較してきましたが、
このⅡ巻の10番 e-mollは相違点が明らかに多くみられます。

例えば・・
プレリュードでは
 ・3小節目のSop.が、ロンドン自筆譜では単純な屈折形、
  アルトニコルの写譜では滑走音が入る。
 ・43小節目で長い音に付けられたトリルが、それと対応する98小節目では
  ロンドン自筆譜にはあり、写譜にはない。
フーガでは
 ・ロンドン自筆譜では70小節で終わるが、写譜では86小節まで書かれている。
 
などなど。

これらの違いを話し合っているうちに、
ヘンレ版は、プレリュードがロンドン自筆譜で、
フーガがアルトニコルの写譜によるものでは??
という問題があがりました。
ただ、これに関しては再度検討が必要のようです。


その他、モチーフなどの確認をし、
フーガは再度次回へ持ち越しとなりました。

次回の通常ゼミはまだ未定です。

まずは3月10日の形先生の講座です☆
その前に予習ゼミとして、3月7日(月)尚絅です。

3月に入っても寒い日が続きますから
風邪など引かずに3月10日を迎えましょう!