わしやま

実験的に楽しく、まじめに書き込んでいるブログです!以上書き込み責任者:やましたじゅんいち

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2010-08-12 12:00:00 | わしやま音楽祭Vol9~.10
お届けするのは

富田勲「今日の料理のテーマ」

医師の子に生まれ、慶応大学卒業というエリートコースで、1950年代から音楽活動をはじめ、この曲、「きょうの健康」、「新日本紀行」などの国営放送のテーマ曲、手塚治虫作品、山田洋次作品など手がけ、かつ日本の作曲家で初めてシンセサイダー奏者になり、シンセを取り入れた富田作品に影響を受けた松武秀樹を育て、同様に影響を受けた細野晴臣が坂本龍一、高橋幸宏とYMO結成し、エンジニアに松武さんを迎え入れ、発表した作品は世界的高評価を得て、テクノポップブームへとつながっていくという流れで、アルバム「迷信」からシンセサイダーを取り入れ、少年ボーカリストから若きシンガーソングライターへとイメージチェンジしたスティービー・ワンダーが尊敬する作曲家である。

ほしのあきと同じ潜在能力の富田さんですが、

この曲は、放映前日になって急遽、当時千代田区内幸町にあったNHK東京放送会館内で作成された。録音スタジオの前で作曲し、その場に居合わせた演奏家によって録音されたものである。

包丁で物を刻む音をイメージしたもので、その名も「クッキング」とのこと。

JASRACに登録された正題は『今日の料理テーマ』と「今日」が漢字。

なお、このテーマ曲は料理(の番組)の代名詞のように扱われており、NHK・民放問わず、また放送界の内外で、数え切れないほど使われ続けている。ただしNHK自身を含め、旧バージョンが使われることが多い。

エピソードの一部を。

番組開始第1回目は、調理することなく完成品を持ち込んで食卓のプランを披露するだけのものであった。初めて調理した料理は第3回目の「かきのカレーライス」で、講師は榊叔子だった。下茹でした牡蠣を牛乳仕立てのカレーソースにして、牡蠣の茹で汁で炊いたカレーピラフの上にかけた。普通に手に入る材料に手間を掛けた料理になっている。

「20分で夕御飯」の放送回には、文字通り20分間で予備調理無しの調理であるため、手際が悪く時間切れ寸前もしくはタイムオーバーして出来上がる出演者が続出。通常の料理番組とは違うためか段取りの不手際から調理時間が足りず、明らかに中は生煮えと推測できる肉料理などが出来上がるという珍現象がごくまれに発生した。逆に周富輝の出演時は時間が余りすぎ、余った時間では野菜の切り方や鍋洗いの時間になった。

平野レミの時は、ダジャレを交えたり、レミがシャンソン歌手でもあるために料理を作りながら歌を歌う事があり、ましてや相手をする後藤繁榮アナがかなりのダジャレ好きで、息のあった2人のかけあいが好評である一方、時々このかけあいが料理番組で無くなる事がある。しかしこれにより、後藤アナはギャラクシー賞奨励賞を受賞した。

グッチ裕三の時は、必ず自身のバンド「江戸前グッチーズ」]が、OPと料理ができた時の音楽を演奏している。

ぴあの屋ドットコム(pianoya.com)の調律師による細やかな説明とちょっとした演奏をご覧ください。