日本共産党のベネズエラのチャベツ大統領への思い入れの深さは相当なものだ。
『赤旗」は、この急進民族主義的で独裁的な政権に対する無条件な賛美の記事であふれている。
しかし、70年代の世界インフレのなかで一次産品の高騰により潤ってきた開発途上国は、80年代には世界的な不況による一次産品の需要低下がもたらした価格の下落とインフレを防止するための高金利により累積債務問題が深刻化して、90年代には開発途上国は財政破綻による政情不安の時代を迎えた。
現在、開発途上国の状態が明るく見えるのは、ここ5年あまり続いた世界的な景気の上昇による一次産品の価格の上昇であり、これが開発途上国に大幅な貿易黒字をもたらしているからである。
この開発途上国にもたらされた世界経済繁栄の恩恵が、開発途上国に政策の自由度を広げさせており、前途を希望に満ちたものにさせている。
少し前まで貧困と経済の荒廃にあえいでいたアフリカでさえも、現在では一次産品の価格上昇と数量の増加により多額の貿易黒字を稼いでおり、かつての危機がどこかへ行ってしまったような感がある。
しかし、いいことはあまり長く続かないのが資本主義の常であり、世界経済はすでにピークアウトして、経済は停滞局面に向かっている。
したがって、70年代、80年代、90年代に世界経済が経験したことは、再び起こりうるのであり、それは資本主義が資本主義であるかぎり避けられないものである。(ちなみに現在では、開発途上国の債務総額はすでに3兆ドルを越えている)
そして世界的な景気の後退局面で一次産品の価格が暴落する時、ベネズエラのチャベツ政権は、その真の姿を世界にさらけ出すであろうが、それは日本共産党にとっても大きな危機の時になるであろう。
その時、日本共産党はその危機に耐えられるだろうか?
共産党の真価がためされる時である。
『赤旗」は、この急進民族主義的で独裁的な政権に対する無条件な賛美の記事であふれている。
しかし、70年代の世界インフレのなかで一次産品の高騰により潤ってきた開発途上国は、80年代には世界的な不況による一次産品の需要低下がもたらした価格の下落とインフレを防止するための高金利により累積債務問題が深刻化して、90年代には開発途上国は財政破綻による政情不安の時代を迎えた。
現在、開発途上国の状態が明るく見えるのは、ここ5年あまり続いた世界的な景気の上昇による一次産品の価格の上昇であり、これが開発途上国に大幅な貿易黒字をもたらしているからである。
この開発途上国にもたらされた世界経済繁栄の恩恵が、開発途上国に政策の自由度を広げさせており、前途を希望に満ちたものにさせている。
少し前まで貧困と経済の荒廃にあえいでいたアフリカでさえも、現在では一次産品の価格上昇と数量の増加により多額の貿易黒字を稼いでおり、かつての危機がどこかへ行ってしまったような感がある。
しかし、いいことはあまり長く続かないのが資本主義の常であり、世界経済はすでにピークアウトして、経済は停滞局面に向かっている。
したがって、70年代、80年代、90年代に世界経済が経験したことは、再び起こりうるのであり、それは資本主義が資本主義であるかぎり避けられないものである。(ちなみに現在では、開発途上国の債務総額はすでに3兆ドルを越えている)
そして世界的な景気の後退局面で一次産品の価格が暴落する時、ベネズエラのチャベツ政権は、その真の姿を世界にさらけ出すであろうが、それは日本共産党にとっても大きな危機の時になるであろう。
その時、日本共産党はその危機に耐えられるだろうか?
共産党の真価がためされる時である。