労働者のこだま(国内政治)

政治・経済問題を扱っています。筆者は主に横井邦彦です。

引っ越しました  

2006-01-15 03:32:25 | Weblog

引っ越しました  

 一部の方から、歩くトラブルメーカー(歩く他人の迷惑製造器)などと言われております。われわれとしては好きこのんでトラブルを起こしているつもりはなく、われわれが行くところにトラブルがついてくると思うのですが、年も改まったことですので、ここはすっきりと新しい世界に羽ばたこうと思っています。  

   引っ越し先   http://red.ap.teacup.com/sekiseimarx/


行く年、来る年

2006-01-01 01:08:35 | Weblog

行く年、来る年    

  ベートーベンの「第九」を聞いて05年も終わった。  

  この05年は私にとっても大きな節目の年だった。  

  年の前半は実にのんびりとしたもので、月に1回、『時告鳥』の原稿を書けばよかった。内容はほとんど『資本論』に関するものだった。  

  私に、転機が訪れたのは、6月に『赤星マルクス研究会』のホームページを開設したこと。  

  この頃から、現実の政治の世界に首を突っ込まざるをえなくなっていった。どういうわけか、人々はわれわれが現実政治に関与するように望み、日々世界で起こっていることについて、われわれの見解を聞きたがっていた。  

  そして、解散、総選挙、小泉自民党の圧勝と、政治の地殻変動が次から次へと続いていた。そういう動きに引きずられていつの間にか当初の会の目的とはだいぶかけ離れてしまった。  

  そういう点では、年の後半はやたら忙しかったことだけ印象に残っており、達成感が残っておらず、何もかも中途半端のままに年が終わってしまったのが非常にくやしい。  

  世界はどうなっており、どこへ向かおうとしているのか?  

  われわれは言った、世界的な規模で“新自由主義”に対する反省期に入っており、労働運動の芽生えが見られると、イギリスのヒースロー空港でストライキがあったときわれわれは言った、世界は新しい風が吹いている、このような傾向は世界的な規模で広がるだろうと。実際、05年はニューヨークとロンドンの交通ストで終わろうとしている。  

  これからどうなるのか?  

  おそらく、しばらくの間は、何も変わらないでしょう。何しろ、今、世界経済は空前の繁栄期を迎えているのですから。  

  このような状態は90年のバブルの最盛期の日本を思い起こさせます。あの時も日本経済全体が晴れわたっていました。今は世界経済全体が晴れわたっています。小さな雲は一つか二つはあるでしょうが、それは嵐をもたらすようなものではありません。  

  転機はいつ頃やってくるか?  

  われわれは予言者ではありませんから、そういう問いには答えられそうもありません。ただ一つ言えることは、世界が一番光り輝いて見えるときには、案外、夕暮れは早いものであり、下降も急であることが多いということだけです。  

 したがって、一端、日が沈み始めると、世界はもう一度大きく変わるでしょう。具体的なことは年が始まってみないとわかりません。