現在のところ、世界は二つに分裂しつつある。
一つは、アメリカ派であり、もう一つはヨーロッパ派だ。
国内のヨーロッパ派の勢力としては、日本共産党(!)『赤旗』派と朝日新聞と朝日放送がある。
何とも不思議な組み合わせだが、これはヨーロッパの政策が社会民主主義と“悔い改めた”ふりをしているスターリン主義に接近しているからだ。この点、現状ではちょっと考えにくいが将来的にはロシアもこのブロックに入っていく可能性がある。
本来なら、日本の社民党もこのブロックに入るべきなのだろうが、この党は理論とか、経済とかいうむずかしい話はてんでダメなので、今のところ態度未定というべきであろう。
これに対して、アメリカはヨーロッパのような行き方はしないことだけははっきりしているが、現在選挙中ということもあり、今のところはっきりとした方向性は打ち出せないでいる。
一般でいわれているように、オバマが勝利した場合、アメリカの世界戦略がどうなるのかということはあまり、分からない。これはオバマが国内の問題についてはよく語るが、世界についてどのように考えているのかということをあまり言わないためである。ひょっとすると、この「言わない」ということが答えなのかも知れない。
アメリカン・ファースト(アメリカ第一主義)はモンロー宣言以来、アメリカの孤立主義、つまり“引きこもり”となって現れており、共和党の伝統的な政策であったが、ケネディ以後これは民主党の政策になっている。
アメリカが態度未定なのに、日本と中国ははやばやと、アメリカについていくことを決めている。
もちろん、中国と日本がアメリカの“踏まれてもついていくゲタの雪”になろうと決めているのは、この二国がアメリカに大きく依存している(過剰生産力のはけ口にしている)からにほかならない。
しかし、今変わろうとしているのは、世界の過剰生産力が生みだす膨大な商品を飲み込んできた、このアメリカの過剰消費そのものなのである。
この社会の消費力を越えた過剰な消費な消費力は過大な信用によって支えられてきたが、その過剰な消費力を支えてきた過大な信用が崩壊してしまったのである。だとするならば、当然、この過大な消費は削減されざるをえないだろう。
そういう点では、中国と日本のアメリカ支持はアメリカにとって、ありがた迷惑という面もある。
一つは、アメリカ派であり、もう一つはヨーロッパ派だ。
国内のヨーロッパ派の勢力としては、日本共産党(!)『赤旗』派と朝日新聞と朝日放送がある。
何とも不思議な組み合わせだが、これはヨーロッパの政策が社会民主主義と“悔い改めた”ふりをしているスターリン主義に接近しているからだ。この点、現状ではちょっと考えにくいが将来的にはロシアもこのブロックに入っていく可能性がある。
本来なら、日本の社民党もこのブロックに入るべきなのだろうが、この党は理論とか、経済とかいうむずかしい話はてんでダメなので、今のところ態度未定というべきであろう。
これに対して、アメリカはヨーロッパのような行き方はしないことだけははっきりしているが、現在選挙中ということもあり、今のところはっきりとした方向性は打ち出せないでいる。
一般でいわれているように、オバマが勝利した場合、アメリカの世界戦略がどうなるのかということはあまり、分からない。これはオバマが国内の問題についてはよく語るが、世界についてどのように考えているのかということをあまり言わないためである。ひょっとすると、この「言わない」ということが答えなのかも知れない。
アメリカン・ファースト(アメリカ第一主義)はモンロー宣言以来、アメリカの孤立主義、つまり“引きこもり”となって現れており、共和党の伝統的な政策であったが、ケネディ以後これは民主党の政策になっている。
アメリカが態度未定なのに、日本と中国ははやばやと、アメリカについていくことを決めている。
もちろん、中国と日本がアメリカの“踏まれてもついていくゲタの雪”になろうと決めているのは、この二国がアメリカに大きく依存している(過剰生産力のはけ口にしている)からにほかならない。
しかし、今変わろうとしているのは、世界の過剰生産力が生みだす膨大な商品を飲み込んできた、このアメリカの過剰消費そのものなのである。
この社会の消費力を越えた過剰な消費な消費力は過大な信用によって支えられてきたが、その過剰な消費力を支えてきた過大な信用が崩壊してしまったのである。だとするならば、当然、この過大な消費は削減されざるをえないだろう。
そういう点では、中国と日本のアメリカ支持はアメリカにとって、ありがた迷惑という面もある。