天風先生は「誦句」という言葉を作りました。これは心の積極化を実現するために、言葉による自己暗示をするものだそう。普段から心誦読誦を繰り返すことによって観念を更改し本心の煥発を促します。
誦句は沢山ありますが、これからたまに、一つずつ紹介していきまぁす
今回は、「甦りの誦句」朝起きたときに言葉にすればいいみたいです。
【天風哲学(朝旦偈辞 甦りの誦句)】
我は今、力と勇気と信念とをもって甦り、新しい元気をもって、
正しい人間としての本領の発揮と、その本分の実践に向わんとするのである。
我はまた、我が日々の仕事に、溢るる熱誠をもって赴く。
我はまた、欣(よろこ)びと感謝に満たされて進み行かん。
一切の希望、一切の目的は、厳粛に正しいものをもって標準として定めよう。
そして、恒(つね)に明るく朗らかに統一道を実践し、ひたむきに、人の世のために役立つ自己を完成することに、努力しよう。
中村天風哲人
1876年(明治9年)、東京生まれ
日清・日露戦争で軍事探偵として活躍した後、不治の病といわれた肺結核にかかる。一時は死の淵に立たされるが、インドの聖者・カリアッパ師との出会いをきっかけにみごと立ち直る。
その後、実業界で成功して得た地位や名誉をすべて捨て、街頭で辻説法を始め、統一哲医学会(現財団法人天風会)を創設する。政界・財界の有力者が続々と入会、以後、人々の啓蒙に専念する。 1968年(昭和43年)92歳で逝去。
--天風先生の主なお弟子さんたち--
東郷平八郎
原敬
後藤新平
山本五十六
ロックフェラー三世(John D. Rockefeller III)
双葉山
松下幸之助
尾崎行雄
稲盛和夫
広岡達朗
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