日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0403

2009-04-04 09:22:09 | 今週の株式総括
今週の株式総括0403
官は政の為政を助けるのが筋だが、官が政を馭する。政治家は代々世継ぎを繰り返し、2世3世は当たり前となってくると、官と政のもたれ合いは、避けようにも避けられなくなった。官から政に身を転じて、官の優位な環境がどんどん出来上がる。民の声が政に届くためにとか、表面の口述で議員に転身する次官など、選挙民の心を逆手に取る。そこにはいかがわしい議員ばかりとなるのは防ぎようがない。
 構造改革をと叫べども、金食い虫の官の改革をやらなければ、いくら増税しても財政改善などなし得ない。
小さな政府、小さな官僚制なければ、消費税をいくら上げてもダメ。官や政のただ無駄を支えるための増税を繰り返しているだけなのだ。
ようやく今ごろになって今夏公務員ボーナス減額を検討するという。民間に配慮と言うが選挙前の自衛策見え見え、米メディアが、日本の政治家を批判して、「政情不安の小国のよう」、「創造性欠く景気対策」とか「アタマのない東京」などと極評し、政情が安定しない小国のたとえ「バナナ国」と皮肉り、小沢問題は汚職と無能は日本政治の「大災難」と・・・。
千葉県知事選で矢っ張り小沢問題は、NOの回答を示した。あれだけカネまみれの人が首相となっては、すぐ自民政権と同じようにボロを出す。田中、金丸に仕えた金権政治の血はやはり流れているし今でも静かに脈打っている。少しでも永く党代表に留まる限り、もはや民主の政権奪取はあり得ないことを示した。
米国経済指標が下げ止まる中で、日本の4-6月期GDPの「大幅マイナス幅縮小」、もしくは「小幅プラスの可能性」が注目されだした。2期連続の大幅マイナスの反動増や米国景気の緩やかな改善、日米中など各国の政策対応の累積効果、円安と株高の好循環などが、急滑降からの下げ止まりと短期的なリバウンドをもたらす可能性が浮上している。
ヘッジファンドなどによる3月期末の空売りの損だし先送りで、期越えの4月から一斉に買い戻しを始めた。今は買い戻し主体だが、外国人売り買いは、買い越しに傾いてきた。日証金貸借倍率1倍割れ0.64倍とかってこんな数字は聞いたことがない。景気悪化で待機資金が、株式市場に「かわざるリスク」を感じだした。株価の急落がかってない100年に一度という景気悪化での売り込みであっただけに、今度は逆に100年に一度という「猛反発」があってもおかしくない。大きな転換点では、過去に見ないことも起こるもの。
 大方の投資家は、この株価急騰でもまだ半信半疑、投資意欲や余力は、先の急落でそがれてしまっている。ほんの一握りの投資家だけ恩恵にあずかっているだけ。しかし相場の一番おいしいのは、今が一番なのです。
「最大利益ボード指数」は、NK,NYともに売りシグナルが点灯した。あくまでもテクニカル的に見れば、種々の指標は過熱水準を示す。あくまで常識的に判断すれば、これだけ上がれば数値的には過熱を示すのも当然だが、大きな転機となるときは、数学的、統計的にだけでは判断できないことも起こる。しかし「最大益ボード指数」が両指数とも「売りシグナル」が、点灯したことは、大いに敬意を表して、「利食い優先の投資姿勢」で臨むべきだ。
http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/spb/kiji_kouzai.html
http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/spb/kiji_taiyoh.html

「ふくろう速報」には、こう記した。http://fukurou.sub.jp/
 4/3 am6:57配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第47弾
いよいよ空売りの買い戻しが期越えとともに本格化した。地政学リスクリスクも加わり目先の戻りで空売りをかけた向きも多い。日証金の信用貸借倍率は1倍を割れ何と0.64になっているのです。いかに悲観人気が先走りしていたか分かります。売り残の多い銘柄ほど反発力が強い。まだ当分買い戻しによる値上がりは続きます。
最大益ボード指数ではNK,NYともに過熱を示す「売りシグナルが点灯しました。25日移動平均から20%以上かい離した銘柄、回帰線から2シグマ以上の上方かい離銘柄は、適度に利食いも入れて、また押し目買いに・・・。
徐々に買い方に力が付いてくる。
ど真ん中銘柄の出遅れは、「6***XXXX」(100株単位)1月中旬からのボックスの高値1200円抜けから本格化。
国際優良株
http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/saiko/kokusai_yuryokabu.htm

来週からは低位株にも大幅な物色が拡がってくるか。
http://members3.jcom.home.ne.jp/seifujii/saiko/teiikabu.htm

日経拾い読み0404

2009-04-04 06:53:13 | 株式ニュース
20090404(土)
*研究開発減税、繰り返し3年延長、国直轄事業地方負担分、国が9割肩代わり、エコカー購入に補助、買い換え時最大30万円、夏前にも

*新型プリウス1リットルで38キロ走行、トヨタ燃費最高

*3メガ銀、前期最終損益赤字転落へ、みずほと三井住友、昨年米メリルと英バークレイズに出資の米欧金融株減損、

*GW関連の消費旅行なども復調、海外旅行者10%増、サーチャージ下げで、ホテル予約も好調、高速道路値下げで鉄道は苦戦も

*G20 効果、新興国通貨が上昇、先行き不安緩和、円キャリー取引復活の可能性、米でも悲観論後退、先行指標一部改善の兆し

*米失業率8.5%、市場は冷静、3月雇用15ヵ月で510万人減、市場は冷静に受け止め、採用減から解雇へかじ取り、米企業「雇用無き回復」の懸念

*FRB議長、インフレ抑制にも配慮、当面は金融安定に全力、FRBの新融資を使うと、外国人に一定の制限、金融機関、利用敬遠のの恐れ

*エルピーダ、最終赤字1600億円
*ネット証券5社売買代金28%減、08年度

*人事報酬、野村、世界共通基準に、業績連動型新業種も、旧リーマンと融合加速

*三井物産、食料の物流を受託、GPS使い燃料代削減
*「一太郎」のジャストシステムへキーエンスが出資、株44%取得

*新交通システム、三菱重工、米に運営会社、運転・保守業務、空港内賂銭など
*大型変圧器、生産能力を2割増強、三菱電機13億円投じる

*ネット経由のソフト提供、富士通が本格進出、顧客情報管理、中堅・中小の拡販
*リチュームイオン電池、新神戸電機が増産、15年までに、生産能力15倍に

*鉄鋼有利子負債が急増、前期4社合計、5年ぶり5兆円超え
*カジュアル衣料品のポイント純利益8%増、若者向け衣料伸びる

--4/3夕刊--
*個人向け社債2兆円超、08年度発行額4.6倍、調達先拡がる、社債全体の2割
*円続落一時100円台、米経済底割れ回避の見方

*時速100キロでもICタグ読み取り、三菱電機が新技術、自動車・列車に用途拡大
*米大統領、経済回復へ転換点、金融サミット成果を協調
*NY株大幅続伸、ドル買い進む、時価会計緩和など材料、市場に安心感拡がる、底打ち期待一時的との見方