ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき

2023年03月16日 18時03分15秒 | 本棚

高校受験に必死の同級生をしり目に、早々と推薦入学が決まった尾垣真はある日父母が営むカレーショップの手伝いで銀行に行った。

そこでは「ぼくのいえ わたしのいえ」という絵画展が行われていた。

その中に一枚だけ場違いな、大人が書いたとしか思えない古城のデッサンが置かれていた。

妙に心惹かれた真はその絵を持ち帰ってしまう。

ある日、真はその絵の中に入り込めることに気が付く。

入り込むと言ってもドラえもんの道具みたいに自分がそのまま入るのではなく、魂だけが入り込む?

絵の中に自分の分身、アバターを作って入り込むというのがゲーム好きの宮部さんらしい設定ですな。

真の画力ではマッチ棒の人型の様な絵しか描けない。

目も耳も鼻も口も無いアバターでは入り込んでも、何も見えず何も聞こえず息も出来ない(笑)

そこで同じく推薦入学の決まった美術部員の城田珠美にアバターを書いてもらう。

アバターとなって絵の中に入り込んだ真は古城の塔の中に少女を発見する。

 

この絵はいったい何なのか?

珠美と真は絵の中に入り込み、絵の中でマンガ家のアシスタントをしているパクさんと出会う。

現実の世界と行き来しながら、3人はこの絵の謎を解いていく。

 

絵の謎を解くことで、現実の世界を変えることが出来るかもしれない・・・

 

 

ちょっとだけ過去に戻って、ちょっとだけ人生を変えられるとしたら何を変えるだろう?

 

私なら3か月早く生まれてNICUの保育器に入った息子の、呼吸が止まったって時間に戻って看護師さんにすぐに処置して貰うように頼みますかな?

そしたら息子は障碍者手帳を貰う事も無く成るかもしれませんから・・・

コメント (16)
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