昨日お預かりしてきたシンガーのコンピューターミシンです。
症状からしてどこか油切れして動かなく成っているだけと思われます。
取り敢えず分解してミシンの開きに・・・
ビス止め有り、フック有り、天蓋、前カバーともコネクタ接続ありで中々面倒くさいです。
各部注油して様子を見ましたが、一番固まっていたのは針棒周りの部分だったようです。
念のために下軸にも注油しました。
ジャノメのミシンでは見たことのないソレノイド(電磁石)とローラーを使った上糸調節器。
JUKI、ブラザーのミシンでも20年ぐらい前までのモデルではよく採用されていましたが、最近のモデルで使われていないような?
私が他社製の最新モデルを見ていないだけかもしれませんがそう思います。
何の為に付いているのかよく解らないバネ(;^_^A
油刺して組み立て直したら修理完了かと思ったのですが・・・
針板が酷い事に成っていました。
針を折り過ぎて変形しているし、金属なのに一部貫通しちゃってます。
交換できれば良いのですが、メーカーにも在庫が有るかどうか?
叩いて成形して傷は鑢で削って均しました。
これで問題なく縫える様に成りました。
お預かりするときに気が付かなかったのですが・・・
このミシンカラー液晶ディスプレイ使ってたのですね。
刺しゅうミシンでは無いので、白黒ディスプレイで十分だと思うのですがね~
平仮名、カタカナ、アルファベットとちょっとだけ漢字も縫える。
お客様がおっしゃるには「30年くらい前のミシンだ。」そうですが、30年前だとジャノメもカラー液晶使ってません。
私の感だと20年位前のモデルだと思うのですが・・・
当時でも多分ですが20万円以上した高級ミシンだと思います。
2~3万の安いミシンに買い替えようと思っていたそうですが、勿体ないです。
安いのに買い替えるのなら「これ私に下さい!直して中古で売ります!」って言ったら笑っておられました。