サイパン生まれの湘南犬

南の楽園・サイパンで生まれ、9歳で飛行機に乗り日本へやってきたシェパードミックス犬の日々。

無事生きております

2008-09-08 13:57:17 | サイパン暮らし
ご無沙汰しておりました。
いやいや、このところのどえらい状況の中、
最近のサイパンでは会う人会う人、停電時間自慢だったり、
ちょっと体調をくずすと「それって停電疲れだよー」なんていう会話が
展開されておりますが、どうやら私もそれにハマったようで…。

思い起こせば水曜日の夜から、なんだか首がとても痛かったんです。
で、珍しく湿布を首に貼付けて寝ました。
そして木曜日。「なーんか体が重いなぁー、ダルいなぁー」と
朝の準備をしながら思っていたんですが、「いってらっしゃーい!」と
おとーさんを送り出した後、どんどん節々が痛み出すにあたってようやく
「これって発熱?」と思い当たりました。
で、すぐに熱を測ってみたんですが、平熱なんですね。
おでこも熱くないし。

おかしーなーと思って、自分も会社に行く準備をのそのそと
はじめていたんですが、やっぱりどうもおかしい。
しんどいんですよー。一気に老化現象?とか思ってるのもイヤなので
もう一度熱を測ってみました。さっきから約15分。

あれれれ、37.4度。あがってるーー。
でもまぁ、これくらいなら…今日もやらなくちゃいけない事あるし
午後からは空港へ看板取り付けに立ち会いに行かなくちゃいけないし…
お昼にはタンク持って行かなくちゃいけないしー。
とあれこれ考えるんですが、どうも体と気分がついていかない…。

耳元では「休んじゃえー、休んじゃえー!」と
サボり魔が囁き続けています。
いかん、いかんと思っているのですが、気分はどんどん悪化。

とうとう負けてしまい、「えーい!とりあえず午前中休んじゃえー!」。
と、気を抜いたのが行けなかったのか、ベッドに潜りこむ前に
もう一度しつこく熱を測ると今度はなんと!37.8度。
あーーー。こりゃもう、ひたすら寝るしかありません。
という訳で会社に電話をし、うつらうつらの状態へ。

すると9時過ぎに携帯が。こんな時になる携帯はろくなもんじゃありません。
案の定、会社からで「今日の空港の取り付け工事、10時からだそうですー。
大丈夫ですか?」
大丈夫じゃなーーい!

と、叫んでもどうにもなりません。
薬を飲み込み、空港へ。
関係者には顔を合せた途端、「熱があります」と宣言。
みーんな「停電疲れだねー」だと。

別に特にやることがある訳ではないので、ひたすら設置が終るのを
待つ事1時間半…。
ようやく終わりが近づいた所で、おとーさんから電話。
午後の分のタンクを、ランチ場所まで持って行って、
カラのタンクを返して、さぁ、家に帰って寝よう!と
思ったのですが(この時点で午後も休むことしてました)
その前に何かお腹に入れておこうと、栄養価的にはあまりよくないけど、
すぐ近くにあったマックへ行くと…ドライブスルーは長蛇の列。
時は丁度お昼時。
しかたなく今度はちょっと遠いけど、ひまわりへ。
するとなんと、ひまわりも車が一杯で止まれない。

あわれ、ランチを買うのをあきらめ、空きっ腹をかかえて家路につきました。
帰ったらもう、適当にそこら辺にあるものをお腹に詰め、
ようやく一休み。

翌日は随分よくなりましたが、この際なので…と
仕事はさぼってしまいました。
だってSEA FORCEが忙しかったんだもーん。

という訳で、土曜日になってようやく完全復活しました。
風邪って感じでもなかったので、一体何だったんだろうなーと。

ま、復活してしまえばこっちのもの。もう大丈夫!!
停電なんかに負けているヒマはないのだ。

もっといい事書きたいなぁ

2008-09-03 14:26:31 | サイパン暮らし
ここしばらく、南の島生活というか、サイパン生活を
夢見ている方々の夢をぶちこわし、
日本から短時間で行ける楽園リゾートのイメージをぶちこわしている
このブログでございます。
島で生活する人々にも、大分疲れの色が濃くなって来たようです。
挨拶代わりに、その日の停電時間の長さ自慢なんか
しちゃったりして…。

今思えば、サイパンに来たばかりの頃、アパートを探す時
会社の人に「なるべくならジェネレーターのついたアパートの方が
いいけど、最近は停電もほとんどしなくなったから
なくても大丈夫かもね」なんてアドバイスをもらっていたのですから、
サイパンったら、逆行してんじゃん…て感じです。

本当はもっと楽しい事とか面白い事とか書きたいんですが
今はこの事で頭が一杯です。すみません。

せめてエアコン1個を動かせるだけのジェネレーターを買おうかって
話もしていたのですが、それには一体どれくらいの大きさの
ジェネレーターを買えばいいのか?
さっぱりわからないので色んな人に聞いても、みんな言う事が違って
ますます?????になり…。
日本製じゃない小さいジェネレーターはすぐ壊れちゃうよ、とか
言われたり。
そうこうしているうちに、島のお店からジェネレーターは姿を消し、
品切れなんだとか。

日本だったらこういうとき、停電グッズやらジェネレーターやらを
ここぞ!とばかりに大特集、特設会場作って売りまくりますよね。
そんな商売っ気もまったくないようで…。

しかし、フィリピン人技師を再度雇った途端、
1基の発電機が息を吹き返し、今日は1日11時間より少しはマシになったようです。
今の所はね…。
えっ!?今日はまだ、2時間『しか』停電してない!?!?
今改めて思い返してびっくりしました。
ま、また夜にあるでしょうけどねー。


いい加減、ヤバいかも…

2008-09-02 14:36:16 | サイパン暮らし
いやいや、ホント、とんだ3連休でした…。
そう、停電です。
今までだって結構ひどかったけどなんとか自分で自分を励まして、
面白おかしくブログに書いて、なんとかやりすごしてきましたが…
そろそろ精神的にダメージが来るかも。

現在のサイパン、本当にひどいです。
週末になってから毎日、1日につきほぼ11時間の停電。
それって1日の半分じゃないですか。

朝、昼、そして夜。
この週末のパターンだと、朝3時間、午後5時間、夜3時間というのが大体の感じ。
しかも毎日時間がずれていて、相変わらず停電はいつ始まって
いつ終るのかわからない状態。
そんな状態に拍車をかけるかの様に、このところのサイパンは暑い。
ホントにこれじゃぁ、何も出来ないのです。

こんなにまでひどい状態になると、もう何もやる気がおきません。
暑い家の中でただひたすらボ~~っと過ごすのみ。
どっか涼しい所へ避難しようにも、この暑い家に
さくらを置いて行くのはしのびなくて出来ません。
ひたすらさくらと「暑いねぇ…電気いつつくんだろうねぇ」って。
そんな風に過ごしているとなんだか「自分ヤバいかも」って
ちょっと思えたりして…。

おとーさんも海へ行っている方が断然いい訳です。
でも、疲れて帰って来ても電気がないから、シャワーも浴びられない、
涼しい部屋で一服も出来ないのです。

夕飯だって、外食したくてもいつ停電するかわからない状態では
ゆっくりすることも出来ません。
電気が消えてしまえば家の周りは真っ暗。
そんな所へ最近増えている泥棒に入られたりしたら目も当てられません。

そして追い打ちをかけるのが、島内へ水を送っているポンプが
壊れたと言う話。
そういえば、我が家も昨日は水が来ていなかったようですが…?

とにかく、この島に居ると情報が入って来ません。
停電がいつから何時間続くのか?今消えてるのは緊急全島停電なのか?
水のポンプが壊れて影響が出るのはどの地域なのか?
水が来ない場合どうしてくれるのか?

何もわかりません。

こんなひどい状況になっても政府は何の手も打ちません。
知事が緊急事態宣言をしたのだって、発電機の修理をどっかが
独占でやるのを防ぐ為の決まりが外されただけとか?
緊急事態だってのに、近隣の国やアメリカから一刻も早い援助を乞う訳でもなく、
何をおいても発電機の修理に全力をあげる訳でもなく、
至急新しい発電機を買う訳でもなく。

水が来なくなった地域にだって、日本の様に給水車が来る訳じゃありません。
自己負担で、自分で水を買わなくてはならないのです。

こんな状態なのに、選挙権を持つ住民達は黙ったまま。
政府のお偉いさん達がどんな不正をしていようとも、
大抵どこかの親戚を通じて、いずれ自分にまわってくる訳ですから
誰も何も言わないんだそうです。

そして、こんなひどい状態の中でもひたすら働く外国人には、
「文句があるなら自分の国へ帰れば?」って感じ。

アメリカで暮らしていた頃はあまり感じなかった「差別」を
この島ではとても感じます。
ローカルであるか否か。これでいろいろな待遇がかなり違います。

ここまで、自分達の生活レベルを落としてまで、
そしてこんな差別を受けてまで、
この島にしがみつく必要があるんだろうか??
そんな風にまで思ってしまう、今日この頃。
今まではあまり考えなかったけれど、「日本に帰っての生活」なんて言葉も
頭の中にチラチラするようになってしまいました。

とにかく、今すぐ、この状態を何とかして欲しいのです。
優秀な日本の技術者が、発電機を全部直してくれないだろうか??
とか、
アラブの大金持ちが新しい発電所をプレゼントしてくれないだろうか??
とか、
ありえない夢想までしてしまったりして…。