しましましっぽ

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「潔白の法則」 マイクル・コナリー 

2024年05月17日 | 読書
「潔白の法則」 マイクル・コナリー 講談社文庫 上・下巻
 THE LOW OF INNOCENCE   古沢嘉通・訳

高級車リンカーンをオフィス代わりにしている刑事弁護士、ミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕された。
被害者の射殺体はハラーの車のトランクにあり、銃弾が彼の自宅ガレージで見つかったのだ。
収監されたハラーは、自分自身を弁護する本人訴訟に臨む。
 彼を救うため異母兄ハリー・ボッシュや元妻たちが集結。
     <文庫本上巻裏カバーより>

保釈を勝ち取ったハラーだったが容疑は晴れておらず、再逮捕によって改めて自由を奪われてしまう。
さらに拘置中の身で命を狙われたハラーは、絶体絶命の危機に陥る――。
有罪ではないことと無実であることは違う。
 獄中から自己を弁護する彼は、内外の敵に立ち向かい、「真実」にたどりつくことができるのか!?
      <文庫本下巻裏カバーより>




    
裁判は無罪や有罪を決める場所。
無罪の判決を得ても、それは潔白は違う。
弁護士として裁判に臨んでいる時は、兎に角無罪を勝ち取ることが重要だった。
それが自分が犯罪者になり、潔白を証明しようとする。
ミッキーもこれでハリーの気持ちが分かったのではないかな。
しかし、もっとハリーが活躍するかと思ったらあまりなかった。
そしてラストがこんな終わり方になるとは。
実際にどうやってミッキーの車のトランクに死体があったのか、誰が実行したのか。
すっきりしない部分も多い。
そして、FBIはやっぱり怖い。
テレビドラマで『FBI』を見ているが、強引過ぎて怖いと良く思う。
それと同じ。

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