しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「黒い家」 1999日本

2006年07月31日 | 映画
保険会社に勤める若槻慎二(内野聖陽)は保険金の説明に訪れた家で、その家の子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。
直ぐ、死亡保険金が請求されるが、両親(大竹しのぶ・西村雅彦)の不審な態度から一時保留になる。
父親は毎日のように会社にやってきては保険金を請求する。
警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。
しかし、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。
そして、夫婦の保険金をめぐる異常な行動が次第に明らかになっていく。


保険金詐欺のサスペンスだと思っていたら、完璧なホラーだった。
子どもの首吊り死体を発見させるあたりから、なんだか様子が違うかなとは思ったのだが、結構、怖かった。どこかから「わっ!」驚かされそうなのは苦手。
でももう大分観てしまったから、最後まで観た。
最後も黄色いボーリングのボールが、内野さんを直撃するかと思った。「キャリー」のラストのように・・・。

しかし、話の中で、子どもの作文を読んでの性格判断で、「この人間には心がない」と決めてつける様に判断するのは、どうなのだろう。単に高い所が平気というもあるのではないかな。
「心のない人間はいない」と思いたいが、これは「心がない人間」を描いた物語なのだろう。
しかし、保険金を取る為に人を殺すのは、「心のない人間」のする事で、あながちお話の中だけのこととは、言えないのかもしれない。

貴志 祐介さんの同名小説が原作。
きっと原作の方がもっと怖いのだろう。読まないでおこう・・・。

西村雅彦さんが、変な父親なのだが、前髪があって、可愛かった。
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