しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「リアル鬼ごっこ」 2007日本

2009年04月01日 | 映画
「リアル鬼ごっこ」 2007日本
原作 山田悠介    監督 柴田一成

佐藤姓の人々が相次いで不可解な事故で死亡することが続く。
佐藤翼は幼馴染で、今は敵対している佐藤洋のグループに襲われる。
殴られる瞬間に姿を消した翼は、別の世界、パラレルワールドに跳んでいた。
そこで、翼は必死に走って逃げている洋に出会う。
パラレルワールドでは今、全国の佐藤を捕まえて殺すという命令が出ていると言う。
無事逃げ延びた翼は洋にこの世界のことを聞き、妹の愛と出会う。
愛は精神の病気で意思疎通が出来なかったが、ここではしっかり翼がこの世界に来た目的を伝える。
翼がこの世界を助けられる人物だという。



原作を読んでから見た。
設定がパラレルワールドを持って来て、現実離れしたところを納得しやすくしたのかも知れない。
パラレルワールドに対してのストーリーで、ちょっと違う展開になった。
その世界を救う為の戦いということで目的がはっきりしたが、以外と小さな範囲でこじんまりとしてしまった。
そしてその世界の説明が多くなり、肝心のリアル鬼ごっこの緊迫感は薄れた気がする。
ひたすら走る鬼ごっこ。
主人公も大学生から高校生になった分、鬼ごっこも単純になってしまったのか。
気になったのは王様が全然王様ではなく、悪の姿そのままだったこと。
追いかける鬼もあまりにも、悪者そのまま。
もう少しスマートな追いかけやすい衣装はなかったのかと。
そして、最後にもうひとつのパラレルワールドが登場する。
ひとつの世界で人が死ぬと、同じ人が別の世界でも死んでしまうという設定だったが、そうなると多分もっと無限にあるだろうパラレルワールド、生き残る方が難しくなるだろう。
少々無理があるような気がする。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春の選抜高校野球 ベスト4 | トップ | 春の選抜高校野球 長崎・清... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事