しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「柳生十兵衛死す」 山田風太郎  

2006年09月04日 | 読書
山城国大河原の木津川のほとりで、柳生十兵衛のむくろが発見される。 脳天から鼻柱へかけて絹糸のような刀すじが見える。 十兵衛を切ったのは誰か。 その結末に向かって始まる物語。 慶安2年、十兵衛は新陰流の奥儀「離剣の剣」を会得する。 「敵に自分の心を陰し攻撃を読ませない剣法の陰流」に「敵を右から打とうと考えた時、同時に左から打つ心、同時に二つの心を持つ新陰流」。 そして、「二つの心に二つの眼を持ちおの . . . 本文を読む
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