しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「孤宿の人(こしゅくのひと)」 宮部みゆき  

2006年09月30日 | 読書
四国は讃岐の国、丸海藩。丸海藩の西方には金毘羅大権現の社がある。 ほうは江戸の建具商「萬屋」の若旦那と女中の間に生まれた子。 ほうが9歳の時、萬屋で病が流行り、それは萬屋を恨んでいる魂が障りになっていると言われる。心当たりは死んだほうの母親だった。 その恨みを取り除く為に、ほうは女中と二人、金毘羅さまに行かされる。 しかし、女中は目前で路銀を持って逃げ出し、ひとり残されたほうはお救い小屋のお寺の連 . . . 本文を読む
コメント