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引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

キサラギ

2008年08月30日 | 映画・DVD・テレビ
『キサラギ』2007 監督 佐藤祐市
出演 小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 香川照之
 

インターネットのファンサイトで知り合った男たちが、
一年前に自殺したとされるアイドル、如月ミキの追悼のために集まり、
やがて彼女の死因について推理しあう…という映画。

限られた人数で演じられる密室のミステリー、ということで、
かなり好みのシチュエーションでした。
実際、皆で推論を重ねる過程が良かった。
緊張と緩和のリズムが巧みで、
思わず集中して見入ってしまいました。

登場人物が喧々諤々で話し合っているうちに、
視聴者の方が「それってこういうことだったんじゃ…?」
と気づくような感じなんだけど、
かといって先の先まで読める作りでもない。
逆に次の展開に対する期待が高まるのです。

鑑賞後思ったのは、如月ミキは皆からこれほど愛されるのに相応しい、
心の純粋なアイドルだったんだな、ということ。
わたしったら、一途にミキちゃんを慕う彼らのことを、
可愛いとまで思ってしまいました。なんだか憎めないよねえ。
エンディングのあのアキバ系ダンスも面白かったです。 

 

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現在、夫は沖縄旅行中。
最近はわりと毎晩自宅に帰ってきていたので、
微妙に調子が狂っている留守番の妻です。
飛行機使うし、なんだか遠い場所…という気がしたけど、
良く考えたら九州の感覚なら、沖縄は近所みたいなもんだよね。
(引っ越しても根は福島県人なものですから。
お蔭様で毎年夏バテするし、沖縄は遥か南というイメージなんです)
心配いらないのかなぁ。
(↑もう、やたらとウェーザーチャンネルを見ている…)

夫と言えば…。
以前のことですが『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を夫婦で観たのです。
(前の作品では、“妻が自分と同じところで感動しなかった”という理由で
夫がむくれてしまい、手を焼いたので、次は断固一人で見るぞ!と
決意したわたくしでしたが、ついに映画館で観ることは叶いませんでした。
またしても夫の望みのまま、DVDで自宅鑑賞することに…)

正編あっての続編、といった感じだったけど、
みんなの希望に満ちたその後が描かれていて、好印象。
そんな訳でお馴染みの面々の様々なエピソードを、
わたしがにこにこハラハラしながら鑑賞していると…。
横に、ところどころ泣いている人がいるんですよ。
メガネをはずして、ぐい、と涙をふいたりなんかしている。
夫よ、本当に弱いな、こういう話。

彼の言い分に寄れば、クライマックスで大きく盛り上がる前作に比べて、
泣きの波は随所に現れるけど小さい、ということらしいんですけどね。
二次元のコトでは滅多に泣かない妻は、
ともすれば映画よりも、人情話で涙ぐむ夫のほうが面白いのでした。
アニメ「美味しんぼ」の“とんかつ大王”の回や「小公子セディ」の最終回近く、
「ロミオの青い空」のアルフレドとの別れのシーンなんか、見るたび泣くしね。
ツボにハマるものだと毎回泣けるんだねえ。
すごいもんだね。(毎度感動してるってことで、ちょっと羨ましくもある)