本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『富士日記』

2010年02月13日 | 
人々の何気ない話をひっそり聞いて、後で思い返すのが好きだ。
バスの車中で女子高生たちのよもやま話に耳を傾けたり、
既に亡くなった方の人生における細々とした逸話を聞いたり、
薄田泣菫の『茶話』を楽しく読んでいたりする。

割合、人の食生活に興味があるほうだ。
『クウネル』の連載“ただいま食事中。”は食い入るように見るし、
よく図書館で、映画や物語に登場する料理を紹介した本を借りるし、
(↑滅多に買わないのは、見るだけで作らないから)
食のエッセイも気がつくと数冊持っている。
(阿川佐和子・檀ふみ『ああ言えばこう食う』『太ったんでないのッ!?』とか、
谷村志穂・飛田和緒『1DKクッキン』『2DKクッキン』とか、
平松洋子『世の中で一番おいしいのはつまみ食いである』とか、
高山なおみ『諸国空想料理店』とか…)

現在、武田百合子さんの『富士日記』(上)を、
ゆっくりと噛みしめるように、少しずつ読んでいるのだが、
この、二つの好奇心を満たしてくれるので、嬉しい。
(土地の人々の話が端的にまとめられていたり、
その日の食事内容が書いてあったりします)

富士日記〈上〉 (中公文庫)
武田 百合子
中央公論社

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平明で飾らない文章で、時に鋭く、時にユーモラスに日々を綴っている。
現実的でしっかりした面を持ちつつも、無鉄砲で天衣無縫なところがあり、
こういう奥様を、旦那様は慈しみつつ、
はらはら見守るところもあったのだろうなあ、と思いました。
(母娘で花火を観た日にチンピラと衝突寸前になるくだりや、
野生の赤い実を食べようとして旦那様に怒られる話など、
危なっかしくて、可愛らしくて、ちょっと可笑しい)

わたしは川上弘美さんの『あるようなないような』で
この本のことを知って、読んでみようと思ったのでした。
数日後には、夫がTUTAYAオンラインで買い物する時に、
ついでに注文してもらった『犬が星見た』が届きます。
それが読めるのも、楽しみなのです。

(あっ。偶然にも夫が注文したのは
『銀牙 流れ星 銀』コンプリートDVD-BOXではないか!
犬だ犬だ!いや、まあ、それだけの話なんだけど…)


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バレンタインのプレゼントとして夫にあげたスタンドブルゾン、
先日サイズ違いのものに交換してもらいました。
お店まではまた電車で行かなければならなかったけれど、
取り替えたものを着てもらったらとてもよく似合っていたし、
これからの季節に便利に着まわせそうな服だったので、
妻はほっとしたのでした!

それにしても、有名チェーン店が近隣から次々撤退するので、
買い物が何かと不便です。
去年はバスで行ける範囲にあった無印良品が閉店したし、
今度は、地元唯一かと思われる大型手芸店が、
とうとう店じまいすることになりました。

この辺の昔ながらの店は商売っ気がない感じなので、
(客がいても店員さんが内輪で話を続けていたり、
商品について尋ねても無愛想で適当だったり。
おそらく常連になれば親切にしてもらえるのでしょうが、
土地の人間以外には入りづらい場所です)
いっそジャスコとかヨーカ堂とかサティなどが来ないかな、と思うけれど、
様々な制約があるらしく、大型商業施設が誘致できないらしい。
ちっ。残念。

世の中元気なのは、ユニクロと100均ばかりと言うけれど、
チェーン店は大抵店員さんの教育が行き届いているし、
何より安くて、品ぞろえが豊富。
お客さんが沢山来るのには理由があるのだから、
商店街のお店も、もうちょっと頑張ってほしいなあ。


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