本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『のだめカンタービレ』

2006年01月26日 | マンガ
夫がブログの記事を見て一言。「なんかぢみだね」
だってだって…たまたまその時読んでいるものとか、書いてるだけなんだものっ。『茶話』とか須賀敦子ものとか、これからじっくり読み直して感想を…と思っていたけど。 結構悔しかったので。

 今回はすごくメジャーな作品を取り上げようと思います。本誌も読んだし。

のだめカンタービレ』1~14巻 二ノ宮知子 講談社 2002~2006(連載中)

 言わずと知れた、爆笑クラシック音楽コメディ。指揮者を目指すも、飛行機恐怖症で海外へ行けない千秋と、ピアノの才能を持ちながら、でたらめ奏法で冬眠中ののだめ。音大生の二人が出会って、ともに成長していく姿を描いています。

 とにかく登場人物のキャラが立っていて、笑えます。千秋は黒王子だし、のだめは天然不思議ちゃんだし。個人的には峰とか真澄ちゃんとか、R☆Sオケメンバーとか好きです。峰の親父さん、いい味出してます(裏軒ネタで何度笑ったか)。

 そして渾身の演奏シーン。圧巻なのです。どういう音が奏でられているのか、見事に表現していると思います。原曲を知らなくても世界に入れます。(この間書籍扱いでCDでました。欲しい…)

 学園祭でのSオケとか、ラフマニノフの演奏の回とか、のだめがコンクールに出場の所とか、かなり盛り上がりました。なんかもー、普段はみんな変だけど許す、みたいな心持に。すごい演奏です。(←直接聴いたみたいに思えるのですよ)

 初期と比べ、パリ編は勢いが落ちた、と各所で言われていますが。これはこれで好きです。確かにのだめの変態度も千秋の俺様度も下がったけど、何だか最近は母のようなキモチで、見守ってしまいます。

 あれだけ音楽と向き合わなかったのだめが、地道に頑張ってるよ。千秋、めずらしく低姿勢でオケを指揮している、煮詰まってそうだな、とか。遠くからひっそり応援するような感覚です。ゆっくり大成して欲しい…。若いんだし、悩め。(ねっ、母のキモチになってるでしょ)

 同じ作者の『平成よっぱらい研究所』も読みましたが。いやー、世間にはすごい酔っ払いがいますね。自分はまだ大人しい酒飲みだと安心しました。しかし、自戒自戒!


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