本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

可愛い日常着物

2010年03月29日 | 
このところ用事が立て込んでいたうえ、
問合せ先の相手に失礼な態度を取られるやら、
実母とうまくコミュニケーションが取れないやら、
色々あって、ストレス度合いがピピピピピと上がってきてしまったので、
気分転換の方法を探しております。

とりあえず、一時的に図書館本の世界に逃亡。

かんたん可愛い もめんの着物 ~コーディネートとお出かけ案内~
君野 倫子
リヨン社

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わたしの求めている、可愛くて安くて気軽に楽しめるお着物とは、
木綿・ウール・麻・化繊系(やっぱり家で簡単に洗濯したい)なのかも、
と思って、「かんたん可愛いもめんの着物」の本を読みました。
お洒落なコーディネートと、お手入れ方法、おでかけスポットなどが載っています。

なんかこう、フツーがいいんだよな。
フツーの日に、フツーの気分で着てみたいんだよな。
特別なハレの場で着るお着物は高価だし、
初心者には敷居が高いけれども(そういう時は洋服でいいや…)。
木綿ならば、遊び心で着れそうな気がして、欲しくなっちゃう。

この本のコーディネートを見ていて、
着物は一見地味に思えるほどシンプルな柄だけど、
帯が個性的というスタイルが、すごくいいなあ、と思いました。
全部“甘々”なもので揃えないで、
渋くて古風なものが8割、可愛くてロマンチックなものが2割、
くらいのバランスが、ちょうど良いのかもしれない(わたしの感覚では)。

小物では、Plumeriasのとんぼ玉の帯留めにときめきました!


↓ハンドメイド好きは、こちらの本にわくわくするのではないでしょうか。
着物まわりの手づくり帖

小学館

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着物はシンプルに、でも帯や帯留め、足袋や半衿、バッグなどで、
現代的でキュートなセンスを表現したい、という時に。
洋服っぽい、カジュアルな着こなしができそう。
着物人口が少ない今日では、
「着物は特別な時に着る、流行を超えた高級品」というイメージがあるけれど、
昔はその時々のミーハーな流行が反映される面もあったのだろうし、
ほんの少しの“遊び”を楽しんでみたいなあ。
(全部を格好良く“遊ぶ”場合は、相当のセンスが要求されるけれども)

わたしは「和」の中に、さりげなく「洋」が入っているのが好き。
この本に載っている、ボタンの帯留め、書生風ショルダー、ベルベットショールなど、
“庶民の娘さんが西洋への憧れを持ち、ご家庭でそれぞれ工夫して、
洋風な着物まわりのものを作っていた時代”を思わせるものが、お気に入りなのです。
「そんな変わった組み合わせで出かけないで」と母親に嘆かれようが、
「これがわたしのスタイルなのよ」と頑固に言い張る、
モガのように(今でいうゴスロリ娘みたいな反骨精神!)強くなりたい。

 
    ****************************


先日のバッグモチーフのネックレスの件で、
「そういう、素人っぽいものがウケる時代なのかなあ」と夫に言われて、
ちょっと、しらけた気分になりました。
ハンドメイドをする人は、皆、心のどこかで不安を感じているのではないだろうか。
プレゼントをしても、バザーに出しても、礼儀上喜ばれているだけで、
本当は手作りものは安っぽいって思われているんじゃないかって。

わたし自身はハンドメイドの温かみや素朴さが好きだけど、
多くの人たちがそういう風に思う訳じゃないから、
プレゼントもごくたまにしか、しないんだけどね。
“あなたに何かあげたい”というわたしの気持ちを汲んでくれるから、
貰ってくれる相手も、喜んでくれる訳でさ。
今そういうのが流行っているから、ウケている訳ではないと思う。
分かっちゃいるけど、改めて夫に疑問を投げかけられると、
かちんとくるのです。

まあ、要約すれば、
日頃センスや美意識というものが見受けられない夫にだけは、
素人っぽいものが他人に喜ばれるのが不思議と言われたくない、
という気持ちなんですが。
くっそー。またテンション下がっちゃった。


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