あかちゃんをのぞんでいる一方で、
妊娠することを考えるととてもこわい自分がいます
ふつうのひとだったらよかった
私は、いまはすこし落ち着いているけれど
やっぱりBPDという障害を持っていて
それが子育てに影響すると考えると
ものすごく、ものすごくこわいのです
感情的になってしまうんじゃないか
それで、あかちゃんのまんまるでやわらかいこころが
壊れてしまうんじゃないか、壊してしまうんじゃないか、
それが本当にこわいのです
世間の目も気になってしまいます
人格障害なのにあかちゃんをのぞんでる……
それだけでもよく思わないひとはたくさんいるでしょう
そのこともとても哀しくおもってしまいます
何より自分が虚しくて
お母さんになりたいと言っておきながら
こわがっている自分にいらいらして
なんだか泣きそうになってしまいます
つよくあれたらいいのに
おかあさんになれるくらいに
つよくなりたい
そう願います
でも……
と、いう思いは消えません
私は病気で絶対に子どもを傷つけてしまう
子どもは何にも悪くないのに、
私の身勝手なのぞみで生まれてきて
傷ついてしまうかもしれない
そんな不安や恐怖が消えません
そんな心境なのに、
まだ、覚悟ができていないのに
あかちゃんをのぞんでいいのか。
神にもなしえないことを私は、してもいいのか。
自問自答はやまず、
でもきっと、これは考えても考えても
ずっと、わからないことなんだと思います。
命、
命の問題ですものね。
大きな問題すぎて、はてしなくて、
私はやっぱり足がすくんでしまうのです。