要約できない人生のあれこれ

気ままに日々のこと
いきづらさを抱えて。なんでもない日常のこと。ごみ捨て場。届かない。

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大人になるひと、ならないひと

2016-12-17 22:26:23 | 日記









先日、中学校の同級生が亡くなった



その連絡に、小中いっしょだった子たちと

話す機会があった。








大人になったひと、

大人にならないひと

その両方がいるのかもしれない、と思った。




中学のとき、明るくてばかばかりしてたあの子は

社会人っぽい言葉遣いをきちんとできるようになっている



彼らと私を比べると、


いまの私は中学の時とさほど変わらない



礼服を買いに行ったときも、

「お嬢さん」と呼ばれるような


そんな見た目でもあるし、

その子のようにかしこまった話し方もすることができない











私は宮城県の生まれで、

その子は震災のときに自動車学校のバスに乗っていた

そのバスに乗っていたひとは亡くなったひとがほとんどなのだけれど

その子は窓ガラスを自力で割って

外に出て、木に捕まって助かったらしい

ひとにきいた話だから本当かどうかはわからないけれど。

いっしょに乗っていた恋人は亡くなってしまったそうだ



その子は成人式には来ず、同窓会にもこなかった

震災以来、ふさぎこんでしまって

ひとが変わったようだ、と誰かが言ってるのもきいた







そうやって、大人にならざるを得ずに

大人になった、子。

自然に大人になっていった子。

そして、私のように、大人になれない子。


そういうふうにひとは分けられるのかもしれない

そんなことをおもっている。






私は文章を書くのも、何かを感じるのも、

行動も見た目も子どもっぽい

それはしあわせなことなんだろうか

みんなはどうやって、大人になったのだろうか



何か乗り越えなければならないものを、

私は逃げて逃げてきたのではないか、そう考えると

自分の未熟さが恥ずかしくなる。








それにしても

この先おとなになれる、そんな気はしない

このままずっと生きて、しんでいくのだろう





大人になってしまっていった子たちと、

変わらない子たち、

私の周りにはそんなふたつのパターンの大人がいるな、

そう感じる最近です。