武満ロックンロール

2021年08月18日 | 日記








武満徹さんの特番を観た。
大友良英さんの誠実さが大きな風船になって、
今にでも僕の目の前で破裂しそうな感じね🎈
そんな素敵な音楽番組でした。
みんなが同じ方向に向かって行くことに対して、
大友さんはすごく警鐘を鳴らしてて、
なにか他人事には思えなかった。。
今特にこういう時だから余計に。


で、最後に弦の四重奏の演奏があったんだけど、
もう久し振りに震えました。。
「お前ら、音楽なめんなよ」って言われてるみたいで。
本物の音楽を目の前にすると、
ただただ背筋がピンとなって、硬直するだけなんよね。
凄すぎると後ずさりもしますが😎
でも武満さん自身がふわっとした穏やかな人柄で、
何より自由でなんちゃってな人生を謳歌されてたようでね。
デューク・エリントンが大好きで、
ビートルズも大ファンで死ぬほどサージェント・ペパーズ聴いて、
ポールにファンレター送ったという逸話もあるぐらい。
ジョニ・ミッチェルやギルバート・オサリバンに注目したってのも、
ポピュラーな歌ものを書くのも好きだった武満さんらしい話。
ジミヘンからプリンスまで大好きだったっていうのにはびっくらしたけど、
あの世代とは思えないほどの脳みその柔らかさだよね。
で、カラオケで裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」を歌うってんだから、
もう完璧!最高で、健全な音楽家だ。


で、この四重奏に聴いて、
やっぱりサムの声は凄いんだなぁなんて改めて感じたり。
この凄い四重奏と同じ場所で鳴る声というか、
もう倍音の素晴らしき世界というか。。
この素晴らしい音を聴き取れる耳の神様にも感謝しなきゃな。
なんだかよくわかんない、その音楽のマジック!
ホント誰かにとっては苦痛でしかない音楽も、
誰かにとってはルンルンなハッピーミュージックだったり。
オモロイね。。音楽。。
やりたい事はヤ・マ・ズ・ミ・だっ。

今日は荒木一郎さんから武満ロックンロールを!


荒木一郎/めぐり逢い (1968年)


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