ルネ・シマールという少年シンガーいたのを覚えているだろうか?
世代の違いもあるだろうが、
僕らが小学高学年の頃にフィンガー5のアキラ、
オズモンズのダニー・オズモンドと同様、
日本で人気のあったカナダのシンガールネ。
当時は折からの外国人歌手ブームで、
台湾から欧陽菲菲やテレサテン、
香港からアグネスチャンが来日し、
そのカタコト日本語も相まってとても人気でした。
「ターバンを巻いた演歌歌手」、インドからやって来たチャダという、
かのジェロの先駆けのような人もいましたし、
ナオミの夢のヘドバとダビデとか、
ヒデとロザンナもそうだね♪
きっと知らないだけで、
デビューした外国人歌手は他にもたくさんいたはずだ。
でもそこは子供ながらにね、
なんの抵抗もなく受け入れた感じでしたね。
だって当時はオキナワの人だって似たようなものだったもん!笑
きっと奇妙なたどたどしい日本語喋ってんじゃないかな?
まだほとんどの人がウチナーグチ使ってた時代だし、
復帰したばっかでね、、本土就職も大変だった頃。
また当時近所には台湾や中国の子、
アルゼンチンやブラジルの子、インドの子もいたし、
コザはまるで万博みたいやったからね、
だからTVにそれこそターバンを巻いた演歌歌手が現れても、
それほど驚かなかったのだな。
さて、話をルネに戻します。
ルネは東京音楽祭で「ミドリ色の屋根」でグランプリと
フランク・シナトラ賞を受賞するんだけど、
その小さな身体が鳴り響かす凄い声量とハイトーンで
お茶の間は老若男女釘づけだった。
当時はウィーン少年少女合唱団とかも人気で、
ルネもイメージ的にはそういう類の歌唱法でしたね。
お大きな口を広げて声を遠くへ飛ばすような。。
逆にね、大人になってから、
ルネやダニー・オズモンド、
もちろんマイケル・ジャクソンもそうだけど、
そういう人達がいたからこそ、
フィンガー5アキラの素晴らしさを再確認出来たりしたね。
あこがれのヒ、、ヒデキサン!
百恵ちゃんとだって仲良し♪
さて、このルネの楽曲ですが、
その多くを手掛けてるのが日本ソフトロックの父、
(勝手に僕がそう呼んでるだけですが、、)
赤い鳥の「翼をください」や「美しい星」でお馴染みの
村井邦彦さん。
荒井由実やYMOを世に放った人でもあります。
いちいち偉大だっ。
ルネは何枚か日本でもアルバムも残してるのですが、
この「去年の夏」では村井さん繋がりで、
何曲か編曲を松任谷正隆、
演奏キャラメルママというセッションがあります。
当時のキャラメルママ特有のあの感じで、
COBALT HOURでよく聴こえる、
正隆さん手癖のピアノが聴こえたりして、なかなか興味深い。
またルネのライブ盤では音楽監督に深町純、
ドラムに村上秀一、コーラスに山下達郎、吉田美奈子
大貫妙子ってんだから、なんともゴージャスですな♪
ルネはカナダへ帰国後も歌手やタレント活動を続け、
現在でも国民的なスターのようです。
大人になったルネ。俳優さんみたいだね。
そりゃ人気だーね。
ではルネの歌を聴いて頂きましょう!
まずは冒頭で話した「ミドリ色の屋根」をベスト盤から。
René Simard - GOLDEN☆BEST limited [ルネ・シマール] (2012)
いやいや久し振りに聴きますが、やはりひどい。笑
これだけは小学の時初めて聴いた時と、印象変わんない。
いたいけなルネ少年がさ、カタコト日本語でさ、
家を出たパパを想い悲しみにくれるママに寄り添い、
「僕がそばにいる」ってさー
そりゃーお茶の間のお母様方はハンカチで目頭を押さえたことだろう。
でもこの辺の大人の演出にとても不信感持ったのよね、
子供ながらにさ。。
天下のALFAにしてはあざとい、、みたいな。
まっ、売るってそういうことかもしんないけど。
だからこの曲より、僕は断然「雨上がりのデイト」や
「僕の国へおいで」が好きでしたね。
やっぱどこでも僕は短調が苦手なんやね。😔
けど細野さんも短調苦手言ってたから、少し安心したね。
しかしこのルネのベスト盤完璧ですね!
気に入った方是非購入をお勧めします。
ライヴバージョンもあるんで最高だよー
近くでは全島エイサー始まってるよー
また。