昨日(10月23日)NHKのクローズアップ現代は「イスラム国」がツイッター等SNSを使って先進国の若者を引き込んでいる様子を紹介していた。
この時気になったのが、イスラム国の資金源のことだった。海外から来る若者にはイラク人など現地人の数倍の報酬を払うというが、その資金源はどこからくるのか?気になるところだが、NHKの30分番組ではそこまでの言及はなかった。
今朝CNBCを見ると、イスラム国の資金源取り締まりを担当している米国のデビッド・コーエン財務次官が、イスラム国の大きな資金源は占領した地域で産出される原油をシリヤやイラクのクルド人に売却して得ている金だと述べていた。
一体どれ位稼いでいるのか推測には幅があるが、コーエン氏は少なくとも1日百万ドルの収入はあると言われていると述べていた。
アルカイダの資金源は、中東の大金持ちからの献金だったが、イスラム国の献金への依存度は小さいという。彼らの資金源は人質の身代金やブラックマーケットでの原油売却代金だ。
敵に原油を売って稼いだ金で武器や戦闘員を準備している構図だが、資金源を根絶する方法が簡単に見つからないとすれば、イスラム国との戦いは長引きそうである。
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