米国株はさくじつ( 12月13日)大幅に下落した。S&P500とダウは0.9%下げ、ナスダックは1.4%下落した。今日と明日に予定されている連邦公開市場委員会の様子を見るためだ。連銀は早ければ3月に債券買取プログラムを終了する予定だと考えられている。債券買取プログラムの終了の次にはインフレ抑制のための政策金利引き上げが投資家の視野に入っている。
先週S&P500は今年67回目の高値更新を行った。株高はパンデミックの嬉しい副産物だった。だが来年連銀がインフレ抑制のため政策金利引き上げに動くとすると「有頂天相場」は終わり「不確実相場」が始まる。この移行期間の間は相場の振幅が大きくボラティリティは高止まりするだろう。
相場全般が下げる中でモデルナやファイザーなどコロナワクチン株は上昇した。ワクチン株の上昇は救いではあるが、相場全体を押し上げる力はない。
今のところコロナに特効薬がないように不確実相場にも特効薬はない。
対策があるとすれば「欲をかかず目標利回りを下げて次のチャンスに備える」ことだろう。
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