〔映画〕図書館戦争 -THE LAST MISSION-

 

　2013年に封切られた「図書館戦争」の続編です。
　前作同様、書籍の検閲・焚書に対し「表現の自由」を守るというとても大切なテーマを頂いた作品です。

 

　そのテーマは、映像という表現形態の作品が扱うには相応しいものですが、「映画」としてみると、“戦闘シーン” に必要以上の時間が割かれていて冗長でメリハリのない作品になってしまったように思います。

 

　さらには、その戦いの解決手段もあまり説得力のあるものではなく、重要な議論を提起した物語にしては、幕引きに物足りなさが残ります。
　ただ、クライマックスの、「銃撃に対して “報道陣のカメラのフラッシュライト” が主人公をサポートするシーン」は象徴的であり秀逸でしたね。

 

図書館戦争 THE LAST MISSION スタンダードエディション [DVD]   岡田准一 KADOKAWA / 角川書店