青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

悩んでいるのはひとりじゃないよ!~わたしの子育て体験談~

2022-10-11 13:23:36 | うとう塾

2022年度 第5回うとう塾 9/16(金)

 先輩保護者の体験談を聞いて、子育てのヒントを得る機会としました。また、参加者同士が情報交換することで仲間作りのきっかけとなるよう開催しました。

 最初に青森LD親の回こんぺいとう 代表 小林 志保さんからは「言葉の教室の先生や支援者と、青森LD親の会をつくり、今日より明日輝けるように活動している。会のメンバーはみんな大きくなり、活動を通じて今では親戚のような関係になっている。」と言う自己紹介が有りました。 

令和3年度 ペアレント・トレーニング 参加者Nさんは「幼稚園の先生に障害あるか尋ねると否定されなかった。否定してくれると思い、病院受診するが診断がついてしまった。診断がついたことで、子どもの行動での思い当たることが多々あり納得できたことや、自らの日記からその時のママの気持ちやエピソードを発表してくださいました。イライラしたことなどを書き自分の感情をコントロールしている。それでも感情的になったことを反省し子どもにも謝っている」などを話されました。

 参加者の皆さんも真剣にお二人の自己紹介を聞き共感されているようで、後半のフリートークでは小林さんのリードで参加者の皆さんからも、子育てでのトラブルや不安なことを発言されていました。

★障害はスムーズに乗り越えられない壁のようなもので、本人はその方法が見つけられない。障害になっている壁を薄くする方法を教えたり一緒に考える。もし目の前に実際に壁があったら、人それぞれ壊し方は違う、それがそれぞれの子育てだ。

★してはいけないことを一覧にして、文字や絵、写真で伝えていくことが大事。

★近所にも理解者をつくったり、うちの子は、こういう所があるので見かけたら教えて下さい。と伝えておく。

★指示は具体的に明確に、何歳になっても自分ルール、家族ルールでの見守りは必要。

★方法を考えて、少しずつ慣れさせる工夫も大切。

など、子どもに関わる時のヒントをたくさんいただきました。

参加者アンケート(一部抜粋)

診断が重要ではなく、その子が困っていること、伸ばせるところに目を向けていくことが、

     必要という所が、印象に残っています。

体験談を聞く事によって、学びがより具体的になった。

どのお話も、参考になることばかりでとても良かったです。

してほしい行動を具体的に伝える。子どもに「ごめんなさい」と謝る。

講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました

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聞いてみよう、スマホ時代の子どもたち~ネット安全利用のために~

2022-10-11 13:18:56 | きらきら塾

2022年度 第5回きらきら塾 8/25(木)

講師に「あおもりIT活用サポートセンター 風晴 翔太さん」をお招きして、今の子どもたちのネット環境を知り、安全に利用するために親が出来ることを学び考える機会になるようなお話をしていただきました。

 幼少期からスマホ・インターネットに触れている子どもたち。楽しく便利な反面、トラブルも起きています。

 小学生のインターネット利用率(令和3年度内閣府実態調査)は、6~9歳が89.1%・10歳以上が96%で、ゲーム機では「ゲームをする」「動画を見る」が多く、学校から配られるタブレットGIGA端末では「勉強をする」「検索をする」と割り切って使用しているようです。

 日常に潜むインターネットの危険として、

①ゲーム依存②コンテンツ依存③つながり依存があり、ゲーム障害は2019年WHO世界保健機関で病気と認定されました。②のコンテンツ依存は、目的もなく動画や漫画など毎日長時間見続け、自ら発信が可能なために「コメント」「いいね」「フォロワー」「再生数」などが気になり依存に陥る要因となっています。                    ③のつながり依存は、LINEでの友達関係の悪化を恐れてネットを続け、常につながっていないと不安になりやめられないという事例紹介がありました。

 LINEは、文字情報だけのため受信者に誤解を与えやすく、誤理解・既読スルーや誹謗中傷などでトラブルになっています。ゲームでは、アプリ内での高額課金や詐欺メールへの返信・SNSで個人情報流出などが挙げられました。

 また、保護者がデジタル機器でアクセスできる範囲を年齢や発達段階に応じて制限するペアレンタルコントロールと有害なウエイブサイトへのアクセス制限をするフィルタリングの紹介が有りました。

 最後に保護者の対策として、「家庭内でのルール作りが必要で、誰のために何のためのルールを作るのかを一緒に考えます。ルールは必ず白黒が判断でき、トラブルがすぐ判断できるように保護者のデバイスを使用させます。ルールを可視化し、見える場所に貼り、守れなかった際は、うまく付き合っていく方法を再度話し合う機会を設けます。何より、日ごろから子どもとの信頼関係を作ることが大事です。」とアドバイスを頂きました。

参加者アンケート

子どもが依存しないようにするには、先ず親が様々なトラブルや対応について知らなければいけないと思いました。

保護者の対応についてなど、とても参考になりました。

子どもは、ゲームや動画を見ていることが多いので、フィルタリングやルールをもう一度話し合ってみます。

講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました

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作業療法士さんに聞く~できた!を増やそう~

2022-10-11 13:13:22 | うとう塾

2022年度 第3回うとう塾 6/3(金)

講師:一般社団法人 青森県作業療法士会

   青森県立あすなろ療育福祉センター  作業療法士 秋元 真樹子さん

  作業療法士の秋元真樹子さんに、発達に心配のある子ども達の悩み(集中出来ないや指先や体の不器用さ)の原因を理解し、ちょっとした工夫や道具を使うことで、出来ることを増やし、生活しやすくなる方法や情報を知る機会となるようなお話をしていただきました。

 作業療法士とは、医療・福祉・介護・教育現場などで日常生活に関わる活動(作業)に支援が必要な全ての人の“暮らしやすさ”を作るお手伝いをしているリハビリテーションの専門職です。作業療法は、医療・保健・福祉・教育・職業などの領域で行われる、作業(食べたり書いたり日常生活に関わるすべての活動のこと)に焦点を当てた治療・指導・支援を行います。

 子どもたちへの作業療法は、教育現場で教師や療育機関と協力しながら、医療・福祉・教育の知識を活用して、運動や知的に発達の障害のある子どもの成長を支援する事を目的にしています。

 具体的には、必要に応じ、学校や保育園などに訪問し、一人ひとりの日常の困りごとの原因の不器用さや感覚機能と操作機能などを専門的な視点で分析し、支援方法の工夫や苦手部分の訓練、またサポートする道具を作成し試しながらその子に合ったものを提案していくとのことでした。

 苦手部分の訓練では、指先の不器用な子には紐を通す道具(写真①)を使用しての訓練や、板に色分けしたシールを貼り指で指した所を目で追う道具でのトレーニング方法などの紹介がありました。サポートする道具の紹介では、鉛筆に洗濯ばさみをはさみ書きやすくすること(写真②)やスプーンに補助の道具を付けて握りやすくする(写真④)などの工夫を実際に説明しながら話されました。 

 この他にも、消しゴムの練習にはペンシルタイプの消しゴムの使用、消したい所が見えるように透明な消しゴムの使用。線を上手く引けない時にはものさしに滑り止めをつけるなど、使いやすい道具の紹介がありました。

作業療法の内容と方法についてのお話をお聞きした後、実際に使っている道具について説明がありました。

      (写真①) 👆 ちょっとした工夫で、練習・訓練に使える道具を紹介してくださいました。

写真④ 👆 ホースを使って作った補助の道具です

  写真② 👆 鉛筆を上手に使えるようになるために、洗濯ばさみを使っています ^-^v

 

参加者アンケート(一部抜粋)

 気づきがたくさんあった。

 道具の紹介や先生の具体的なご説明が、わかりやすかったです。

 様々な道具の紹介があって、良かったです。

 作業療法を受けさせて頂いていますが、詳しくお話頂いたことでより、理解が深まりました。

 眼球運動が大切なことを改めて感じました。

講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました (^_-)-☆

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早い時期から始める、性教育~プライベートゾーンの伝え方~

2022-10-11 12:58:20 | きらきら塾

2022年度 第5回きらきら塾 8/25(木)

講師:助産師 福井 りみ子さん

 家庭でできる性教育・安全教育としてプライベートゾーンの大切さを知り、保護者が子どもへのプライベートゾーンについての伝え方を学ぶ機会となるよう開催しました。 

 プライベートゾーンとは、「水着を着たときに隠れる場所:胸・お尻・性器+口」。他人に見せても触らせてもいけない、性的に関係のある自分だけの身体の大切な場所である。そのため、人に見せない!人に触らせない!人のプライベートゾーンを無理やり見ない!触らない!ようにする、とお話がありました。ただ、一人のときには自分のプライベートゾーンは触ってみてもいい。その際は清潔な手で優しく大切にすること。性器も人間の身体の一部なので「恥ずかしい場所」ではなく「大切な場所」へと考え方をシフトして子どもへ伝えていくということを話されました。 

「プライベートゾーン」を幼児期から教える4つのポイントは 

①自分の身体は大切で自分だけのものである。 

②プライベートゾーンは人に見せたり触らせたりしてはいけない。 

③他の人のプライベートゾーンも見たり触ったりしてはいけない。 

④プライベートゾーンに関わらず身体のどこかを見たり触られたりしたときに、少しでもイヤな気持ちになったら「イヤだ!」と言ってよい。 

 プライベートゾーンを教える時期は、思春期になってからでは遅いので幼児期からのポイントをもとに伝え続けていく。幼児期は夏の水遊び、水泳の授業が始まる前や保育園・幼稚園のお着替え指導の場面。また、カンチョーやズボンおろし、スカートめくりなどが発生したタイミングなど。

 そして、性犯罪から「自分の身を守る」ためには、プライベートゾーンを日常会話で習慣にし、触ろうとする人、見せたり触らせたりしてくる人がいたら「おかしいな」と気づけること。この気づきが不審者、性犯罪者から自分の身を守ることになる。性教育は信頼できる大人が、何度も繰り返して話してあげたいことなので、はじめの一歩として、本や専門家の力を借りながら話してあげる。

 また、お風呂上がりに裸でウロウロしていませんか?夫婦関係は対等ですか?まず大人が態度で見本を示しましょう。そして、子どもが考え、言語化したものは身につくので「どうして?」を一緒に考えてみましょうと話されました。 

参加者アンケート(一部抜粋)

子育てをしていく中で、これからぶつかる「性教育」についての知識を深めることができて良かったです。大変勉強になりました。

プライベートゾーンを守ることは、自分の命を守ることでもあること。

プライベートゾーンを知らせる大切さ。

プライベートゾーンの伝え方、繰り返し教えること。

 

講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました

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相談支援事業所ってなぁに?~困ったらまず相談~

2022-10-11 12:58:20 | うとう塾

2022年度 第4回うとう塾 9/2(金)

講師:相談支援事業所 じょいん 相談支援専門員 平田 聡子さん

 相談支援事業所の役割を理解し、制度や福祉サービスの情報を知る機会としました。更に、子どもの将来の自立生活にむけての就労・福祉サービスについて、親が子どもの生活設計を考える機会となるよう開催しました。

 相談支援とは障害のある方や家族からの相談に応じ、必要な情報を提供しながらその方に合った支援体制を構築していきます。相談支援専門員は、本人の思いや希望をもとに、本人が選択した生活の場において暮らしを続ける事を支援するコーディネーター(調整役)です。本人・家族の要望をもとに、サービス等利用計画を作成し、計画に沿って複数のサービス等を調整し、継続的・総合的に支援が行われるよう働きかけます。福祉サービスだけではなく、社会資源を活用できるよう地域への働きかけも行います。 

 児童期では、子どもの状態に合わせた支援や就学に向けての相談にも応じています。⇒ 子ども時代から身に付けておきたいこととしては、「毎日規則正しい生活をすること」「お手伝いなど自分の役割を持つこと」「余暇を一人で過ごせるようになること」「留守番ができること」「地域の社会資源を習慣的に利用すること」などがあります。

 学校卒業後は、将来の生活の場・働く場等について自分で選択し、自分で決定していけるようお手伝いをしていきます。

 相談支援や福祉サービス等を利用することで「困った時、悩んでいる時に気軽に相談できる」「福祉サービスやその他の情報がたくさん得られる」「関係機関とつながり、ライフステージの移行期においても丁寧な支援を受けることができる」「本人の困り感を専門的な視点で捉え必要な支援体制を整えていくことができる」「本人が安心して過ごせる環境を整えていくことで、一人でできること、自信を持ってできる事を増やしていくことができる」等が考えられます。

 必要なサポートを受けることにより、自分自身と向き合い自分の得意なことや苦手な事を知ることができたり、「働く」を具体的にイメージすることができ、就職に向けて頑張っている方もいます。また、グループホームで役割を持ちながら仲間との生活を楽しんでいる方や、必要なところを手伝ってもらいながら一人暮らしを実現させている方もいます。

 相談支援事業所は、福祉サービスに繋がるようにプログラミングを行い、家族(家)だけの生活から自立生活につなげる移行支援であることを紹介してくださいました。 

 参加者の皆さんは、相談支援事業所の役割・仕組みなどの説明をうなずきながら興味深そうに聞いていました。放課後等ディサービスなど、療育現場での様子を写真で説明があり、より様子が伝わったと思いました。

 また、グループワークではスタッフからの「ジョブカフェ青森の求人をみて卒業後の仕事のこと等、色々話すことがあるがお子さんの気持ちと親の気持ちがかみ合っていないかな?」という発言をきっかけに、それぞれ今抱えている悩みなどを話す機会になりました。

参加者アンケート(一部抜粋)

 子どもの将来の進学や就職について考えることができて良かったです。

 一つ一つ学ぶ事ができた。

 いろいろな福祉サービスがあることに驚きました。今後の参考になりました。

 知らない事だらけで、今回の講習で色々な事を知ることができました。

座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました

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