2022年度 第5回きらきら塾 8/25(木)
講師:助産師 福井 りみ子さん
家庭でできる性教育・安全教育としてプライベートゾーンの大切さを知り、保護者が子どもへのプライベートゾーンについての伝え方を学ぶ機会となるよう開催しました。
プライベートゾーンとは、「水着を着たときに隠れる場所:胸・お尻・性器+口」。他人に見せても触らせてもいけない、性的に関係のある自分だけの身体の大切な場所である。そのため、人に見せない!人に触らせない!人のプライベートゾーンを無理やり見ない!触らない!ようにする、とお話がありました。ただ、一人のときには自分のプライベートゾーンは触ってみてもいい。その際は清潔な手で優しく大切にすること。性器も人間の身体の一部なので「恥ずかしい場所」ではなく「大切な場所」へと考え方をシフトして子どもへ伝えていくということを話されました。
「プライベートゾーン」を幼児期から教える4つのポイントは
①自分の身体は大切で自分だけのものである。
②プライベートゾーンは人に見せたり触らせたりしてはいけない。
③他の人のプライベートゾーンも見たり触ったりしてはいけない。
④プライベートゾーンに関わらず身体のどこかを見たり触られたりしたときに、少しでもイヤな気持ちになったら「イヤだ!」と言ってよい。
プライベートゾーンを教える時期は、思春期になってからでは遅いので幼児期からのポイントをもとに伝え続けていく。幼児期は夏の水遊び、水泳の授業が始まる前や保育園・幼稚園のお着替え指導の場面。また、カンチョーやズボンおろし、スカートめくりなどが発生したタイミングなど。
そして、性犯罪から「自分の身を守る」ためには、プライベートゾーンを日常会話で習慣にし、触ろうとする人、見せたり触らせたりしてくる人がいたら「おかしいな」と気づけること。この気づきが不審者、性犯罪者から自分の身を守ることになる。性教育は信頼できる大人が、何度も繰り返して話してあげたいことなので、はじめの一歩として、本や専門家の力を借りながら話してあげる。
また、お風呂上がりに裸でウロウロしていませんか?夫婦関係は対等ですか?まず大人が態度で見本を示しましょう。そして、子どもが考え、言語化したものは身につくので「どうして?」を一緒に考えてみましょうと話されました。
参加者アンケート(一部抜粋)
子育てをしていく中で、これからぶつかる「性教育」についての知識を深めることができて良かったです。大変勉強になりました。
プライベートゾーンを守ることは、自分の命を守ることでもあること。
プライベートゾーンを知らせる大切さ。
プライベートゾーンの伝え方、繰り返し教えること。
講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました
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