青森市子育てサポートセンター

「子育てをしている保護者のみなさんのお役にたちたい!」という熱い思いで、活動に取り組んでいます。

令和2年度 第2回うとう塾 「将来をみすえて・・・~今できることは?~」

2020-10-10 16:05:32 | うとう塾

 令和2年度「第2回うとう塾」が8月27日に中央市民センターで『将来をみすえて・・・~今できることは?~』をテーマに、講師に相談支援事業所藤 管理者兼相談支援専門員 長谷川さとみさんをお迎えして開講しました。

 今回の講座は、発達に凸凹がある子どもの将来の生活に不安を感じた時に、現状の対応等についての情報を頂き、今この時期に親が出来る事について学ぶ機会となればと思いお話をしていただきました。

 将来と言っても、・学校はどうする?・進路はどうする?・就職はどうする?・親亡き後はどうする?など、子どもの年齢よって、不安や疑問は様々 悩ましいことがたくさんあります。

 そこで、障がいのある幼児から成年まで幅広く支援をされている長谷川さんに、福祉就労や福祉制度の情報を事例等も交えてお話をしていただきました。

 実際に障がい者の就労支援をしている中で、基本的な挨拶や返事、身だしなみ等は具体的にやり方を教える必要があり、できないこと・難しい事・やってはいけないことなど、子どもだと許されることが、大人では許されないことが有り、ある程度の社会スキルの理解が必要とのことです。

 就労をするために必要な「就業準備性のピラミッド」では、「障害の受容」が大切で、自分を知ること・自分の苦手(障害)と向き合うことで本人の成長が望めます。その土台があったうえで【健康・日常生活等を管理する力、職業生活を続ける力・仕事する力】の力があると長く働くことが可能となります。

 「福祉就労」では、障がいのある方の職業リハビリテーション機関等の紹介や就労移行支援・就労継続支援A型と就労継続支援B型、平成30年4月からスタートした「就労定着支援」についての説明がありました。

 また「福祉制度」として、グループホームや宿泊型自立訓練などがあり、将来にむけて身辺自立(着替え・入浴・洗濯・掃除)、金銭管理や銀行・ATMの利用(ATM操作をしたことがない方もいた)など、生活に必要な力を身につける支援・方法などたくさんのお話をして頂きました。

 就労してから、しんどい時は転職も選択肢の一つです。辛くなった時は、家族や支援者に相談する力、ストレスの状況を医師へ伝えられる力を身につけることも大事です。など、親として「支援機関等に相談してみよう」と考えた時に「どこに、相談したら良いのか」の道筋が見えた内容の講座でした。参加者の皆さんもとても熱心に聞いてくださり、質疑応答なども交えて内容の濃い時間となりました

参加者からの声

やりたい仕事と自分に合う仕事は違うということが分かりました。

経験豊富なアドバイス、ありがとうございました。勉強になりました。

就労での他の方々の体験のお話(先生からの)が印象に残った。

働き方についてなど、よく分かりました。

発達障がいのお話で色々な情報を頂けた。


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