山賊の生き物記

自然の出会い 小さな生き物たち

食事中

2005-06-22 18:47:28 | 両生類
出かけた帰りに有料道路のパーキングエリアにある公衆トイレに立ち寄った。夜も遅くなってくると明るい照明のあるところに沢山の小さな虫が集まってきている。天井に近いタイルの壁に2匹のアマガエルがへばりついていた。カエルたちは近ずいて来た小さな虫をすばやく”パクッ”と食べた。食事の真っ最中だ!邪魔しないように静かに観察した。このようにカエルは蚊などの害虫を食べてくれる益獣です。いじめないで下さい。
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バイカモ

2005-06-19 12:47:11 | 自然
6月10日の神戸新聞に「バイカモやばいかも」という記事が掲載された。清流に咲く梅に似た白い花。とても清楚で大好きな花の一つです。そのバイカモがやばいとは?入梅したにもかかわらずまったくと言っていいほど雨が降らない。記事の浜坂町の川では水が枯れてしまいバイカモが枯れる事態がおきている。昨年の台風により被害を受けやっと復活しかけたやさきの出来事で、今年だけでなく来年も花を見ることは難しいとのこと。当地方にはほかにもバイカモの自生しているところは何箇所かあるがこれほどまでに少雨が続くと影響を受ける可能性が高まる。一時的な天候異変で終ればよいが今後もこの状態が続けば他の水辺の多くの生き物たちにも悪い影響が出てしまう。何でもかんでも異常気象としてかたずけるのではなく、何か原因があるのか?よく調査をしてこのような事態を招かぬようにしたいものです。
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コウノトリ 試験放鳥

2005-06-17 12:19:43 | 鳥類
コウノトリの野生復帰に向けて最初の試験放鳥が今年9月24日に決定された。いよいよである。今年も雛の巣立ちが始まっているようで、増殖計画も順調のようだ。唯一つ気がかりなのが異常気象というほどではないかもしれないが入梅後、雨が降らない日が続いていて、一部水枯れの現象がおきている。コウノトリは水辺の鳥であり影響を受ける可能性がある。まだ時間もあり少しながい目で見れば気象的にもそれほど影響が無いかもしれない。そうあって欲しいと願いつつもやはり不安が残る。
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オオサンショウウオ

2005-06-12 12:55:15 | 両生類
当地方は昨年の台風23号の襲来により大きな被害を受けた。我々人間社会だけでなく自然の恩恵の中で生息する多くの生き物たちも同様に少なからぬ影響を受けることとなった。その一つに今回新聞に掲載されたオオサンショウウオがいる。本来の生息域から下流へと押し流され元の水域まで戻ろうとする行動が確認されている。しかしそれを阻害するものがあって、結果人間の手を借りて元の生息域に返されることとなる。兵庫県は早速保護を決め調査に乗り出した。当地方は起伏のある地形が複雑に入り組んだ土地で、気候的にも夏の高温、冬の降雪など厳しいものがある。そのためか北方系と南方系の両方の生き物の分布の限界が確認されている。そんな中、流れる円山川水系は生きた化石と呼ばれるオオサンショウウオをはじめ沢山の生き物を育んできた当地方の母なる川です。時として牙をむく自然も人間を含む多くの生き物にとって必要不可欠なものです。できる限り自然環境を維持し、悪化したものは復元の努力を行い、やむなく開発すべきは最小限にとどめること。そうすればオオサンショウオはこれからも行き続けることが可能であると思います。(朝日新聞の記事の写真)
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コウノトリの野生復帰

2005-06-08 16:10:19 | 鳥類
6月6日、コウノトリの切手が発売された。カラフルで美しい切手です。コウノトリやそれを守る運動をされている人たちのことを知ってもらう、そんなきっかけになればいいと願います。この秋に野生復帰を目指してコウノトリの試験放鳥が始まる。沢山の人たちが野生復帰を応援し願っていることと思います。私もその一人です。野生絶滅した頃は経済成長著しい時代であり、水田には生産性を上げるために多くの農薬が使われていた。それはコウノトリだけでなく沢山の水辺に生息する生き物たちに大きなダメージを与え続け、人間社会にも影響を及ぼしてきた。今はアイガモ農法をはじめ、リスクを持たない方法が考えられ実行さされている。しかしこれだけでは単純にコウノトリが野生復帰するための条件を満たすことにはならない。以前ほどではないが開発がなくなったわけではない。車は何千何万の単位で増え排ガス規制が成されているが完全ではない。さらに当時無かった但馬空港もでき地上周辺だけでなく、空という空間までもが圧迫されている。こういう難しい状況の中でコウノトリたちが野生復帰を果たすことは並大抵のことではないでしょう。ただ救われるのは沢山の人たちの自然に対する愛情が以前にも増して大きくなっていることではないでしょうか。
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