「ニューイヤーコンサート：栗田和樹・笹久保伸・松田弦・井上仁一郎」を聞いてきた！！

今日からお仕事です。
う～～～みゅうウウウ、、、貧乏って辛い？

10日間もひたすら食って食って食って過ごしたせいで、体が重い、、
歩くのも億劫だア！！！

でも、お仕事があるだけ、まだエ～～です。
リストラされないように、頑張ってお仕事しなくっちゃねエ。

などと、細かい「窓際ネタ」を枕にして、今年最初の「コンサートの感想」です。
昨日、アートフォーラムあざみ野のレクチャールームで、4人の若いギタリストのコンサート聞いてきました。

若い２０代のギタリストの演奏って、最近はあんまり、積極的には聞きにいっていなかったです。
まだ未完成のギタリストの演奏を、わざわざ聞きに行くんだったら、もうちょっと上の世代の、技術的にも音楽的にも、成熟したギタリストの演奏を聞いた方が、良いかなア？って思ってました。
あんまり大きな期待は、していなかったんですが。。。

「ニューイヤーコンサート」の4人のギタリストの出番は、年の若い順だったらしいです。

栗田和樹
ハンガリー幻想曲：メルツ、２つのソナタ：スカルラッティ、メランコリーガリアルド：ダウランド、最後のトレモロ：バリオス
鍛え抜かれた、切れの良いテクニックを武器に、爽快な演奏です。
スカルラッティは、まるで鍵盤楽器での演奏を、聞いているみたい！
「最後のトレモロ」は、本当に美しいトレモロです。こんなに美しいトレモロは、今まで聞いた事が無い（あれ？あったかな？？）です。

笹久保伸
ソナタNo.1,蜘蛛の糸,人魚への奉げ物:笹久保伸、太陽の乙女たち：J.ブラボ
オリジナル曲を演奏。
作風は、ペルーの音楽を基本にした真面目？な現代曲。もうちょっと遊びが無いと、聞いているのが辛いかなア？？？
若いのに音楽が、成熟してます。
ただ、巨大なハサミを使って弾く（←本当に巨大なハサミだった。。。）のは、ちょっとビジュアル的に好きになれないです。
ギター傷つけるんじゃあって、ハラハラしちゃって、音楽に集中出来ない。
無茶苦茶にハイレベルな演奏では、ありましたが、、、

松田弦
最後の日の物語：冨山詩曜、オーバー・ザ・レインボー：武満編、BWV998よりプレリュード：バッハ、ザク：長岡克巳
素晴らしい！！！ひたすら素晴らしい演奏です。
美しくって、楽しくって、、、
名前は前から知っていましたが、まさか、これほどの演奏家とは、、、、
しかし、、20代でこんなに完成されてしまっていて、この後はどうなって行くんだろう？？？

こういう洗練された演奏ばかりを聞いていると、無いものねだりで、あくの強いハッチャけた演奏も聞きたくなる。

井上仁一郎
カンシオン,スペイン舞曲第1番：ファリア、ノクターン：ショパン（タレガ編）、グアヒーラス・デ・ルシア：F.サンチェス
前の3人に比べると、まだ未完成なギタリストかなア？
ただし未完成と言っても、もの凄くハイレベルな所で、未完成です。
ギタリスティックなギタリスト！！
だいたい、まだ20代ですから、完成されてたり、成熟してたりする方が、どうかしてます。
「大化け」しそうな人です。

最後は4人で、
パーカッション・ミュージック,精霊の花/笹久保伸、アイリッシュ民謡：スパークス
4人の優れたソリストによる、スリリングなアンサンブル！！
楽しいです。

新年早々、近所でここまで素晴らしいコンサートが聞けるとは、じぇんじぇん思ってませんでしたア！！！