硝子の様な音

永遠の憧れですねえ。
硝子の様な高音の出るギター。

冷たくて透明で硬質で強靱で鋭くて密度が高い音。


子供の頃LPレコードで聞いた６弦時代のイエペスの音が、理想の音に近いのだと思います。


でも、硝子の様な音が出るギターには、実際にはまだ出会った事がありません。


過去に、理想の音のギターを求めて、硬質な音のギターも何台か買ったりしています。
ほぼ失敗で全滅です。

結局は音の密度が低くて芯が弱いので、理想の音とはほど遠い。


超名器の中には、硬質で強靱で鋭くて密度の濃い音がするギターがあったりします。
でも私の好きな硝子の様な音では無いですねえ。


いずれにしても超名器はお値段が高くて買えないし、たとえ買えたとしても弦の感触が強靱過ぎて弾きこなせないので、色々と考えても無意味です。

そんな訳で、ここ数年間は硝子の様な音のするギターは探していませんでした。


なのに、今頃になって「もしかしたら理想の音が出るかも知れないギター」を試奏してしまいました。
硝子の様なの音が出た訳では無いのですが、出そうな感触のするギターだったのです。
弦の感触はかなり強靱で弾くのは難しそうなギターでしたが、頑張って右手のタッチを楽器にあわせて模索していけば、理想の音が出る様な気がしたのです。


困るよなあ、こういうギターの存在は、、、、

アルカンヘルなどと比べれば、頑張れば何とか弾けそうな気もするしねえ。
お値段的にもアルカンヘル程には高く無いしねえ。

でも安くは無い。
家にギターが溢れていて、寝ている時に雪崩が起きて崩れてくる状態だし。
だいたい現在無職無収入だから、ギターを買っている場合では無い。


何故か超不人気の製作家のギターなので、これを逃すとたぶん２度と日本に入ってこない。

近々、本当に理想の音が出るギターなのか、確認しに楽器屋さんへ行ってしまいそうな気がする。。。。
悩むのはそれからですね。