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産興商会のブログ

日常での出来事、その他

脱酸素剤(モデュラン)とアルコール徐放剤(オイテックL)の違い

2017年09月14日 | 日記

 ドーナツ・カステラなどのお菓子の袋の中に、四角く白っぽい色の乾燥剤のようなものが入っていることがあります。

 四角い色で表面が紙で出来たものは、アルコール徐放剤です。徐放剤とは、徐々にお酒の成分であるアルコールを放出する包材の事です。密封した袋の中に入れることによって、食品のカビや老化防止を抑えることが出来ます。

 賞味期限を長く設定したい場合は、アルコール徐放剤よりも脱酸素剤を使用した方が、日持ち効果は高いかと思います。しかし、脱酸素剤は食品の水分を取るので、カステラ・ケーキなどのしっとり感が少なくなってしまう恐れがあります。そのため、ドーナツなどのお菓子にはアルコール徐放剤の方が良く使用されているのかと思います。生うどん・生ラーメンなど日持ちのために生地にアルコールを練り込んでいる場合、アルコール徐放剤よりも脱酸素剤の方が良いかもしれません。

 脱酸素剤は、袋中の酸素量(空気量)によって脱酸素剤の大きさ(サイズ)を選定します。アルコール徐放剤の場合は、食品中の水分活性値によってサイズを選定しますので、計測方法が異なります。

 

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