黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

何もないけど重要な史跡(原之城遺跡と上植木廃寺跡)

2020-05-25 21:29:19 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸がよく行く新沼の近くにも、牧場があります。

道沿いに、子牛用の牛舎があります。

冬の間、防寒のためでしょう、道端側(西側)に、ビニールトタンが立てられていました。

春になっても、一向に取り外す気配はありませんでした。

昨日の朝、ひめちゃんたちが通ると、あれ、トタンが外されている

後ろ姿で失礼します。

やっと、会えました

風通し良くなって良かったね。

東の牧場は黒毛和牛ですけど、こちらは乳牛です。

みんなだいぶ大きくなりました

 

 

「伊勢崎には、何にもないけれど重要な史跡がある」と、さる方からご教示をいただいて、その遺跡・原之城遺跡(げんのじょういせき)に行ってきました。

ナビを入れると、ほぼまっすぐ南を指してます

「到着しました」とナビの声に周りを見ても、案内板しかありません。

東西約110m、南北約170mの豪族居館遺跡で、全国的にも最大級のものとあります。

現地にはこれだけですけど、伊勢崎市教育委員会が出している「原之城遺跡」というA4裏表パンフレットには、出土品の写真があります。

(どこでもらったか忘れましたけど、よくぞもらってありました

この風景だけでは、なかなか古代豪族の居館に思いを馳せるのは難しそうです。

でも、出土した土器を眺めると、少しばかり豪族居館が浮かび上がってきそうです

 

北に見えるのは、北関東自動車道です。

東には巨大ショッピングモールです。

ナビに従って、あのショッピングモールの脇の道を、山上(やまがみ)から下ってきたのです

この豪族居館が、山上のほぼ真南であることは、何か意味がありそうです

 

 

ついでだから、近くの同じように何もないけど重要な史跡・上植木廃寺跡にも寄って行きましょう。

ナビを入れると、4分とでました。

ナビのガイダンスに従って、到着です。

 

葱畑の脇に、説明板があるだけです

原之城遺跡は広くはないけれど駐車場はありました。

こちらは駐車場すらありません。

7世紀後半に建立され、11世紀頃まで存続したとあります。

「屋根瓦に、勢多郡新里村の雷電山瓦窯などで作られたのも用いられていました」ですって

新里村の雷電山に瓦を焼く窯があったんですか

ここは雷電山からほぼ真南になります。

「上植木廃寺を造った古代佐位郡の実力者と考えられ、この地域が佐位郡の中心であったと推定されています」ですって

自宅をナビに入れると、ほぼまっすぐ北を指します

またまた、山上の真南です

 

ひめちゃんちのある山上は、上野国佐位郡の中心地から、真北に位置しているのです

山上は山の上(頂上)では、ありません。

山の麓より少し上です。

そうすると山の上ではなく、もともとは山神(やまがみ)でしょう。

山の神は赤城山、その入り口に位置していたので山神だったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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早川物語番外編・西鹿田中島遺跡と中島薬師

2020-05-24 20:55:35 | 早川物語番外編

七海ママは、最近眠っていることが多くなりました。

今日は暖かいので、末っ子のひめちゃん&獅子丸と、そこらまでの昼散歩に出ました

なんとか、子ども達の後に続いて帰ってきました

じつは、昨夜、ママは右の田んぼに落ちたのです

高齢犬のママとパパは、夜散歩にも出ています。

もうためておくことが苦手になっているのです。

昨夜は、夜なのに、白い大きな鳥がいました。

何だろうとみているうちに、ママだけ足を滑らせてしまったのです

人生(犬生)16年、いろいろなことがあります

でも、末っ子たちとお散歩ができてよかったね

 

 

清水新沼からの帰りに、いつもとは違う道を選び路地を入りました。

ここで、西鹿田中島遺跡と中島薬師に出会いました。

本来ならば、白柴タバサちゃんの鹿田山漫遊記・番外編といきたいところです。

でも、タバサちゃんがちゃんと写っている写真が2枚だけ

それも、後ろ姿です

どうしよう

地図を見ると、すぐそばを早川が流れています。

そうだ、早川物語番外編だ

というわけで、ときたま早川物語番外編が出現可能性ありです。

(「早川物語」35話は、FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより」にあります。)

 

 

あ、史跡だ

史跡西鹿田中島遺跡とあります。

こんな所に

畑中というか、住宅地です。

駐車場もちゃんとあります。

桐生市の公園のように、他県ナンバーお断りの表示はありません。

とちぎナンバーの車が一台、サラリーマン風のおじさんが一人いました。

 

駐車場の奥に、しゃれた建物があります。

ガイダンス施設です。

もちろん閉まってます。

ここの遺跡のパンフもあります。

外に出しておいてほしかった

 

さあ、遺跡を少し歩いて見ましょう。

縄文時代草創期の遺跡とあります。

定住生活が始まった頃の遺跡ということかな。

 

ほとんど草原です。

何だろう?

住居にシテは、小さい

タバサちゃんも興味をもってのぞきます。

貯蔵施設のようです。

この左手の奥に早川が流れているようです

 

お昼を大分まわりました

もう少し木々が茂ったころ、また、来ましょう

 

地図を確かめると、西鹿田中島遺跡は、なんとあの武井遺跡(桐生市新里町武井)の真東にあります。

そして、距離も1km弱です

 
この遺跡について、岩宿博物館の『巨大遺跡の謎を追うー武井遺跡発掘60周年ー』(2013)に詳しく出ています。

おおざっぱにまとめると、

武井遺跡は槍先形尖頭器(やりさきがたせんとうき)という、槍の穂先に使う石器が未完成品も含めて大量に出た。

けれども、石の産地からは遠く離れている。

武井遺跡は石器の流通や製作の要になるような、「中継遺跡」と考えられる。


 
十分関連性が考えられますね
 

 


 
県道に戻ろうとしていくと、おや、また史跡です。

駐車場などなく、路上駐車です。

タバちゃん、車で待機です。

 

おじさん、邪魔

中島の薬師如来です

馬頭大士や五輪塔もあります。

 

石仏の薬師様です。

左側のより古そうな薬師様が、笠懸町指定の重要文化財なのです。

 

戦国時代に、石仏の薬師如来を奉納したのはどんな人達なのでしょう?

ほかに、どこに戦国時代の石仏の薬師如来はあるのでしょうか?

五輪塔群というほどではないけれど、五輪塔も気になります。

ここは戦国時代に、戦場になったかな?

 

早川を渡って帰りました

早川物語、まだ未完のようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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白柴タバサちゃんの鹿田山漫遊記 3 (早川物語番外編・芍薬と九輪草の清水新沼)

2020-05-22 15:45:31 | 群馬県・東毛

今朝はやっと雨が上がりました。

ひめちゃんと獅子丸は、東の牧場の方へ行きます。

ヤギさんいるかな?

いました、今朝はちゃんと立ち上がってます

ひめちゃんは、関心ないようです。

獅子くんが、ニューフイスに気づきました。

男の子のようです。

山神橋を渡って右折して、シブヤ沼を目指します。

角度が変わったら、ヤギの数が増えました

ママです

去年子ヤギだったヤギくんは、お嫁さんがきてパパになっていたのです

 

 

 

清水新沼に寄って帰ります。

あれ、駐車場が密です

人間は慌ててマスクをします。

説明板というか、案内板というかがあります。

実はこの沼は、早川の水を引いているという情報があります。

水が吹き上げるほど出る吹上で、どうして早川の水を引くのでしょう?

記念碑にしっかり書いてあるというのです。

そうならば、ここは早川物語番外編という事になります。

(FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより」に、カテゴリー「早川物語」はあります。)

記念碑は何処かな?

 

とりあえず、沼を眺めます。

カモさん、たった1羽で、悠然と泳いでます

 

右手の方に、きれいに花が咲いています。

とりあえず、そちらに行ってみましょう。

芍薬です。

 

芍薬園をすぎると、ハイキングコースのようです。

この先は、又の機会にしましょう

 

沼に戻って、一周してみます

振り返ると、さっき上って来た道帰り山がみえます。

 

あれ、きれいな花が咲いています

九輪草(くりんそう)です。

桜草の仲間という事ですけど、より華やかです

タバサちゃん、いい季節に来たよね

 

九輪草の群落の奥に、竣工記念碑がありました。

清水新沼の水は、深沢頭首工から梅田地区の水路を流れ、早川貯水池を経てパイプラインにより送水されている

 

確かに、早川物語番外編です

奥の木陰にはベンチがいくつもあって、大勢の人がお弁当を食べていました。

コンビニにお弁当の類いがなかったわけです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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白柴タバサちゃんの鹿田山漫遊記 2(子育て庚申と子どもの嫌いな庚申様)

2020-05-21 20:18:11 | 群馬県・東毛

七海ママは、久しぶりに皮膚炎が起こってしまいました

今日は2度目の通院です。

だいぶよくなったということで、注射して、3日分のお薬をもらって帰りました。

ママは、もうすぐ16歳になります。

お薬袋の年齢換算表は、衝撃です

16才以上がないのです

でも、ママがいない日々は考えられません。

いつまでも長生きしてね

 

 

鹿田山周辺の案内図によれば、近くに「清水の道祖神」があるはずです。

行って見ましょう

タバサねーちゃんの後ろが道祖神、並んでたくさんの庚申塔群です。

後ろ姿で失礼します。

一番右は馬頭観音です。

除草剤の海でなくて、よかった

 

ついでだから、清水の秋葉様もお参りしておきましょう。

案内図を頼りに、細道に入ります。

また、階段です。

でも、タバちゃん、がんばって登ります。

クンクン、情報収集です。

人間は、静かに手を合わせます。

アタチを美人に撮ってね。

タバちゃん、前向きに階段を降ります。

暑いね、のど乾いたね

タバちゃんの参加が急だったので、お水を持ってきませんでした。

コンビニに行こう

 

秋葉様の向かい側には、ピエール・ド・ロンサールがきれいに咲いていました

まあ、とにかく車を置いた吹上集会所に戻らなくっちゃ。

 

あれ、カモミールが咲いてる

 

また、きれいな花が咲いてる

借景で、タバサちゃん、はいポーズ

 

渡良瀬特別支援学校脇の坂を下ります。

かなりの急坂です。

やっと、建岩(たついわ)への登り口に戻りました。

もしかしたら、ここにもベンチがあったのかな?

 

集会所から、車で、69号沿いのコンビニ目指します。

コンビニの駐車場の角に、庚申塔があります。

鹿田山周辺案内図によれば、「子育て庚申」ということです。

子どもが大好きで、何をしても怒らない庚申様だったとか。

 

すぐ南にもう一つ庚申塔があります。

こちらは、「子どもの嫌いな庚申様」です

「69号線の石造物」ということで、だいぶ前に寄ったことがあります。

民家の軒先を間借りしている感じです。

子どもが触るとひっくり返ったとか。

台座もありますけど、かなり大きいものです。

子どもが遊んでいて、ひっくり返ったらえらいことになります

 

こんな近くに、真逆の愛称をもつ庚申様があったなんて

 

おかあさんは、コンビニでお買い物です。

タバちゃんのお水と、人間用のドリンクを買いました。

お弁当やおにぎりは、ほとんどありませんでした

 

タバサちゃんは、コンビニのお外で、よい子で待ってました

さあ、水分補給です

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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白柴タバサちゃんの鹿田山漫遊記(302段の階段登りました)

2020-05-20 22:27:20 | 群馬県・東毛

冷たい雨の朝でした。

ひめちゃんと獅子丸は、ビンボー合羽でお散歩です。

冷たい雨の中で、けなげに咲いている花に出会うと、元気になります

 

 

先日動物病院の帰りに、吹上集会所の隣の付近の案内図を見ました。

近くに、建岩への階段も見えました。

まあ、あそこなら密ということもないだろうし、行ってみよう

階段がすごいので、タバサねーちゃんはパスかな?

お出掛け察知したタバサねーちゃんは、もうしっかり自分もお出掛けするつもりです。

じゃあ、行こう

 

吹上集会所の前に、ちょっと駐車させてもらいます。

道の反対側にも、車が止まってます。

 

説明板を確認です。

中央に渡良瀬養護学校があります。

今は、渡良瀬特別支援学校というらしいです。

その右に吹上集会所があります。

その後方に建岩があります。

とりあえずの目的地です。

 

登り口の階段に向かいます。

あたち、頑張るよ

登り口の左側には、いくつもの庚申塔が立っていたり倒れていたり。

 

さあ、登るぞ

説明板によると、この階段は337段あったけれど、道路工事の際に32段取り除かれたという事です。

ということは、302段もあるのです

人間の足でも大変です。

タバちゃんも、大変そうです。

 

途中で振り返って見ます。

まっすぐではありません。

自然な造りなのでしょう。

 

休み休み登ります。

先に人影が見えます。

さっきの車の人かな?

 

よいしょ、よいしょ

ちょっと一休み

しんどいねー

 

突然、石段が終わります。

その先はちょっと坂になってます。

登ると、ここが建岩のようです。

下の説明板によると、ここに明治時代には神掌・藤生茂吉が住んでいたとありました

 

建岩の頂上です

根本山とみえます。

その後は、神社の文字がありそうです。

根本山神社って、桐生川の源流にある、あの根本山神社の末社でしょうか?

ここにあった、琴平宮とかはみんな鹿田赤城神社に移して祀られていると説明板にはあります。

根本山神社のことは、ありませんでした。

いつから祀られているのかな?

 

タバサねーちゃんは、情報収集中です。

おとうさんも情報収集中です。

 

東の方には、直接は降りられないようです

 

北に行く道があります。

原種のツツジかな?

かなりの小輪のツツジが咲いています。

 

こっちへ行ってみよう

ちゃんと人が通ってます

 

ベンチもあります

 

しばらく行くと、三角点です

こんな所にあったんだ

そういえば、この間山上城本丸跡にあったのもこんな感じだったっけ。

 

この先を行って駐車場所に戻るのは、とっても大変そうです

捲土重来を期して、ひとまず退却としましょう

 

クンクン、タバちゃん、さっきのベンチで情報収集です

 

階段を降りるのは大変かな?

途中に、渡良瀬特別支援学校のほうに降りる道があります。

学校の方に行ってみよう

人間の足にも、タバちゃんの足にもその方がいいよね

 

分岐点には、山百合があります。

花の季節に逢いたいなあ

 

学校が見えてきました

 

階段を登っているときは、本当にきつかったです

でも不思議なことに、翌日に足が痛くてどうしようもないということはありません。

毎日ひめちゃんたちと、お散歩している御利益でしょう

水平の運動ですけれど、垂直の運動にも効果があるのです

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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