黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

山上の蚕影山神社(やまがみのこかげさんじんじゃ)

2020-07-23 21:35:10 | 群馬県・旧勢多郡

夕方、雨が止むのを待って、みんなでお散歩に出ました。

ひめちゃんは小次郎パパとお散歩です。

「あ、小太郎くんだ

ケンくんほどではないけれど、ひめちゃんのボーイフレンドです。

行き会うと軽く絡んで、バイバイです。

小次郎パパは、ケンくんの時と違って、ブツブツ言いながらも静かに二人を見守ってます。

小太郎くんが去った後、クンクン二人で情報収集です。

行く手には、小太郎くんとお父さんが見えます。

小太郎くんとのお散歩は、お父さんの健康にとっても役立っているんだそうです

 

あれ、見たことある二人連れがやって来ます。

獅子丸は、知らんぷりで通り過ぎます。

タバサねーちゃんは、今日は降られないといいね

昨日は降られてしまったのです

 

 

ある日、山上付近の地図を見ていたら、山上城跡の南に蚕影山神社(こかげさんじんじゃ)があります

そんな神社あったっけ?

そういえば、山上城跡の南郭といわれているところに、石宮様がありました。

 

山上城の縄張り図です。

(『日本城郭体系4』昭和54年より)

南郭のいちだんと高くなっているところです。

城郭としては、見張り台か何か置きたいところです。

 

蚕影山神社って、養蚕の神様ですよね。

もしかしたら、山上の絹市が立っていたのは、ここかも

今日お使いついでに、寄ってみました

 

南郭は民家もありますけど、メインは(山上)元町集会所です。

集会所の南西に高台があります。

ちょっと急な古い石段があります

露に濡れた草を踏み分け、登ります

ありました

今日は左の石に、蚕影山神社の文字がはっきり見えます

すっかり忘れ去られたわけではなさそうです

幣束や注連縄も張ってあります。

この前は、大分前だけど、何もなかったような記憶です。

側面に日付がありそうですけど、判読不能です。

 

左側に意味ありそうな石もあります。

 

さらに左に、石宮も石宮様です。

こちらはちょっと忘れられているようです。

 

右の石宮様です。

山上請中の文字があります。

建立年は分かりません、残念

でも、6月吉日とあります。

お蚕が繭になって売れて、一段落の時期なのでしょう

 

ここを歩いていると、何か石が足に当たります。

鳥居の礎石のようなものもあります。

現在の様子からは想像できない、華やかな蚕影山神社だったかもしれません

住宅が迫ってますけど、集会所があって駐車場があって、その中心に鎮座してます。

かつては、かなり見晴らしの良い所だったようです。

蚕影山神社の境内で絹市、人々が十分集まれそうな広さです。

蚕影山神社の境内で絹市、とても自然なことです

山上の絹市(やまがみのきぬいち)は、元禄15年大間々市(おおままいち)に合併されるまで、蚕影山神社の境内で立っていたのでしょう

何か資料は欲しいところですけど。

 

山上の蚕影山神社の少し南には、県道3号線が走ります

たぶん、もともとの街道が近くを走っていたのでしょう。

 

県道3号線には、パワースポットもあります

 

この青面金剛(しょうめんこんごう)のそばを道なりに上れば、蚕影山神社に行きます。

かなり上出来の青面金剛です

残念ながら、近年県道が直線になって、ここは旧道になってしまいましたけど、健在でした

 

少し東に行くと、JAの駐車場におしろい地蔵があります。

お地蔵様だけど、女の人に見えます。

 

県道3号線は、絹市が立っていたときはもちろん、養蚕が盛んな時代には、参詣の人々が通った道かも知れません

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

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