ひめちゃんは、ここのところ、首をかしげて耳を気にしていました。
一方で、元気溌剌で、しっかり食べて、タバサねーちゃんに意地悪をしたり、いつも通りの生活をしていました。
でも、どうもおかしい
動物病院に行くと、右耳の中が炎症を起こしていました
お薬を入れて、レーザー照射をして、注射を2本して、一週間分のお薬をもらいました。
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
箱女の記憶
09.11.9(月)
背伸びして吠えるタバサ
タバサは、初めて間近に牛さんを見た。
牧場の柵の方に背伸びして、「何者じゃ」と騒ぎ立てた
一頭の黒い牛が、草を食べていたのだ。
タバサが吠えることは滅多にないのに
おとうたんが、「牛さんだよ」と言ったけど、なかなか興奮が収まらなかった。
同行したののこは、平気だった。
もちろんおかあたんと後に続いていた、七海&小次郎も騒がなかった。
おかあたんは、「しばらく通らない間に牧場になっていたのね」
僕とサマンサだけの時は、よく歩いた道だったのだ
09.11.9(月)
お客様
午後、ミニドッグランには、女組と小次郎がいた。
おかあたんは、ガーデンにいた。
七海が吠えた
おかあたんが、ミニドッグランの向こうを見ると、黒柴ちゃんと白い子が歩いていた
ののことタバサが歩く姿に、よく似ていた
その子達は、ランの南側の崖の下に来た。
おかあたんが挨拶すると、「こんなに広いところで遊べるなんていいですね 模様のはっきりしたかわいい子ですね」
黒柴ちゃんは男の子で一歳半、やんちゃで手を焼いているそうだ。
白い子は片目が悪そうだけど、人間が大好きなんだって。
僕たちのお散歩姿を、時たま目にしているそうだ
09.11.19(木)
シニアのご夫婦とファミリー
数日前の朝、僕とサマンサと小次郎はお散歩に出かけようとした。
裏の道で、小次郎が僕の方を見た
そして、サマンサに向き直って襲いかかった
サマンサは、恐怖で足がけいれんしてしまった
おかあたんが飛んできて、小次郎を引き離した。
それ以来、僕はサマンサと水入らずで、お散歩するようになった
何かが変わろうとしている。
ミニドッグランにも二人だけ、おかあたんは、シニアのご夫婦なんて言っている。
小次郎は、七海達に混ざってお散歩している。
ランにも一緒に入っているけど、ちょっと疎外されているかな
おかあたんは、ファミリーなんて言っている。
09.11.21(土)
諸行無常
あれ以来、小次郎は僕が彼のサークルの前を通ると吠える
七海とののこも、ちょっと吠える
「サンチロウ君だがね。吠えるんじゃない。」と、おとうたんは言う。
そして「諸行無常だなあ、三四郎!」とも。
09.11.22(日)
外耳炎
僕は、少し前から耳が痛かった
なんとなく遠出もしたくなかった。
ぜんそくみたいにズッコズッコした
昨日、おとうたん・おかあたんとワクチン接種に行った。
先生は、僕の耳が腫れていてふさがりかけていると言った。
そして、「レーザーとお薬で治しましょう」と言った。
機械が運ばれ、僕の耳にレーザーが当てられた。
ほんわか暖かかった
けっこう長い間だった。
おかあたんは、3分くらいじゃないと言う。
そして耳にお薬が入れられ、モミモミされた。
なんだか楽になった
今朝は、久しぶりに遠出したくなった
あれから、ズッコズッコも治まっている
お散歩から帰って、小次郎のお部屋の前を通ると、「僕のお部屋の前を通らないで」と吠えたてた。
政権交代はまだまだ先だぞ
09.11.23(月)
リーダーの気分
今朝は、七海親子&小次郎で、お散歩第一陣が出かけた。
おとうたんとののこ&タバサ& 小次郎がトットコ歩き、七海ママはおかあたんとマイペースで、城山の木の葉を踏みしめた。
トットコ歩いたり、あちこち首をつっこんだり、小次郎は娘二人を従え、リーダーの気分を味わっているようだった
娘達にも、変なおじさんから頼れるお兄ちゃんにかわったようだ
09.11.30(月)
箱女の記憶
どこにいくのかわかった途端に、ののことタバサはブルブル震えだした
車のハッチバックにいる七海も、ちょっと震えている
4泊5日の、箱女の生活がよみがえったのだ。
七海親子は、今日シャンプーに出かけた。
以前、おとうたんは、「シャンプーやさんに行くなんて贅沢だ」と言っていた。
でも、おかあたんが連れて行っていたので、この間4泊もさせて貰った。
ジュンくんの結婚式に行けたのだ。
今では、おとうたんもたまには行っておかなくちゃと納得している
迎えに行くと、久しぶりに、七海の爪切りを最初にした長いつきあいのお姉さんがいた
「コジ君はどうしていますか?黒い大きな子、なんでもイヤイヤだったんですよ。コジ君だと思ったらチンチンがなかった」
おかあたんは、ムーハウスの今の状態を話した。
「小次郎もシャンプーさせたいんだけど、今は様子をみます。」
そういえば、三四郎も、耳をレイザーで治療したことがありました
ムーハウスのリーダーは、三四郎の次は、実は七海でした
小次郎は、子どもの頃、七海ねーさんに、しっかり押さえ込まれていたようです。
小次郎は、シャンプーやさんに娘達と行くと、威張ってしまって困ったそうです。
七海と行くと、いい子でシャンプー出来たそうです。
穏やかそうに見えた小次郎も、日本犬の雄でした。
でも、大好きな七海ねーさんとの順位の逆転はありませんでした。
喧嘩もありませんでした。
七海ママは、小柄なかわいい子だけど、実はゴッドマザーだったのです