先日Twitterで見ました。日本に来た中国人が『中国じゃ現金なしで生活していたのに、日本に来たら現金なしでは支払いができない。だから初めて財布を買った。中国じゃ必要なかったのよ。』と言っていました。その時僕は『ウソつけ。クレカも使えないゴミだらけの国なのに』ってウソつき呼ばわりしてました。Twitterでは別人格で降臨しておりますので、悪しからず。
ところが日曜日に昆明の中国語の先生のネット授業を受けたときに、『最近、大きく変わったことがある』と話題を振ってきました。それが高鉄の開通と支付宝(アリペイ)の普及でした。現在彼女の支払いの80%はアリペイでしているとのことでした。昆明のような地方都市で80%の支払いを電子マネーでやるということは、北京や上海の『若い人』はおそらく100%近くの支払いを電子マネーでやっているはずだと感じました。だから上の中国人の話もあながちウソではないみたいです。
日本ではクレカの使用は素性の怪しくない店でしか使えない雰囲気があるし、地方のかなり大きなスーパーでも使えないことがあります。ところが中国では、このアリペイはどんな小さな屋台でも使うことができるのです。相手がスマホさえ持っていれば。そうなんです。これで個人の送金もできるんです。こんな便利なものはない。偽札の心配をすることはないし、落としてもスマホの個人認証とアリペイの支払い認証でガードされています。
先生に尋ねました。『60歳以上の人でも、やっていますか?』『60歳以上の人はいないかもしれない。それにスマホを持っていないし。』 なるほど。これはデビットカードの『銀聯』とは違って、スマホアプリによる決済手段で、アリババグループが提供しています。
このアリペイ、日本人で使っている人は少ないみたいですが、やろうと思えばできます。C-Studyさんが詳しく説明しています。パック旅行の合間に作るのは難しいけれど、僕のようなバックパッカーの場合は時間があるので出来ます。
まず必要なのは
1。スマホ(中国の電話番号)
2。パスポート、日本の運転免許証(身分証明書がふたついる)
3。中国のふたつの銀行口座(違う銀行。たとえば交通銀行と建設銀行)
4。ある程度の現金(最初は5万円もあれば十分。開設するだけなら2,000円でOK)
ここまで書いて、なんですが、なんか面倒くさい。それにしょっちゅう中国へ行くわけでもないので管理がめんどい。中国の銀行に口座を開き『銀聯カード』をもらえればそれでいいです。出国するときには預金を全額おろして、次に入国するときに入金すればいいかなと思っています。めったに行かないし。
もう1年半も海外に出ていません。
遠くへ行きたい