日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

母という人。

2017-04-24 07:13:49 | 家族
ちっこいエピソードです。
それも昨日の。

昨日はいいお天気で、テレビでもオープンの話題が流れていた、できたばかりの美術館へ行きました。
いってみたら、美術館の建物の入場可能でレストランなどは開業、行列ができていましたが、展示はまだ先ということで、木の香りがいっぱいの新装の建物の中を満喫してきました。
母はもちろん車いすです。

ふと気が付くと、車いすの母が誰かと話しているではありませんか。
はるかに若い、母から見ると孫ほどの年頃の女性と。
それも親しげに。
なんだか会話が成り立っているのです。

えっ、知り合い?

と、私も弟夫婦もとっさに思いました。

デイサービスでお世話になっている介護士さん、とのこと。

えっ、こんな、いろんな人が行き交う中で、車いすに乗った100歳のおばあちゃんが、家族も知らない知り合いにあうなんて、驚きです。

耳が遠い母なのに、めんどくさがらないで、ちゃんと声をかけてくださったのです。

ありがたいです。きっと施設に通っていても、快適な人間関係を作っているのだろうと、母の人柄を思いました。

5年前、脳梗塞で倒れ、ひきつづきリハビリで1か月余り入院していました。

看護師さんらと親しく交友(?)するタイプなのか、退院時にもらったアルバムにも、母ならばこその一枚がありました。

花壇の花の写真。写真には、「○○さんと一緒に植えた花です」と。
車いすの母が植えることはできないのですが、母に言わせると、根っこがむき出しで枯れそうだったので、土をかぶせてやってと若い看護師さんに言った花なのだそうです。

その花が元気に復活。写真を撮っておいて、母の退院時のアルバムに加えてくださっていたのです。

95歳の交友関係、100歳の交友関係。

母なりのワールドです。






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5 コメント

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楽しかったでしょうね! (glimi)
2017-04-24 07:47:09
 姪は父親をフラワーセンターに連れていったらそうです。園内を歩かせるのは大変なのでセンターの車いすを借りて回っていたら、年配の老人が声をかけてきて、私より一回り上ですねと言いながら、耳の聞こえない父親と長いこと話しこんでいたということでした。
 外に出るとそれなりの出会いがあり、楽しいこともまだまだあるのですね!

 兄は戦時中湘南海岸の部隊にしました。甥が湘南に連れてゆき、思い出のありそうな場所をぐるぐる廻ったそうです。帰った夜、同行した孫がグーグルマップでその日回ったところを見せたらとてもうれしそうに色々とおしゃべりしたそうです。
 こちらに来て、田舎では味あえなかった思い出もできたようで良かったと思っています。
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glimiさんへ (案山子)
2017-04-24 09:46:27
母は、弟夫婦と同居なので、お天気が良いと、あちこちに連れていって貰っています。
久しぶりの娘と一緒に、が嬉しそうね、と弟夫婦はいいます。チューリップフェア中なのですが、駐車場が満員でパス。少し前に別のチューリップ祭を見学済みだったから。100才で息子に世話をしてもらえるなんて、なんて羨ましいと、弟嫁さんは言ってます。
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Unknown (kayo)
2017-04-24 16:55:31
お母様、人生の先輩として素晴らしい方なのでしょうね。
與井飛雄tの周囲には良い人がおられる・・
正にそんな方かと想像できます。
弟さん御夫婦の傍で快適人生・・それが一番!
通う施設のスタッフさんにも恵まれているのね
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あらら・・ (kayo)
2017-04-24 16:57:23
2行目・・訂正します。
「良い人の周囲」でした~ 
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kayoさんへ (案山子)
2017-04-24 20:12:03
集団の中で、嫌われないタイプのようで、そこは安心です。紙パンツをはきたくないという誇りというか、頑固な面もあるんですよ。苦笑
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