<鈴鹿インターネット句会・3月>
「埃」
(木村行吉・橋倉久美子共選)
積年の埃をぬぐい会いにゆく
(木村行吉選)
仏壇の埃くしゃみが聞こえそう
(木村行吉選、橋倉久美子選)
私が、いいなあ!と思ったのは
埃よけカバーの上にある埃 たごまる子
飛び立てぬまま折り鶴の背の埃 平井美智子
赤ちゃんが握るきれいな綿埃 由美
押し入れで仲間を増やす綿埃 よしひさ
叩かれて存在感を出す埃 古都
古い背広に肩書と言う埃 おさ虫
お宝をお宝らしくする埃 橋倉久美子
病室の隅に溜まっている埃 青砥たかこ
です。
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