やさしい時間

「写真でブログ」タイトルを変更しました
何気ない日常を写真とともに綴ります

笑顔の仮面

2013年04月20日 | 介護



今朝起きると寒さに震えた。
居間のストーブを付けると
自動表示する室温は9度だった。

『やっぱり寒いんだ』
熱でも出て寒気がするのではないかと
ちょっと疑った自分を笑った。



この所、考えさせられる出来事が続き、
頑張ろうと思ったり、駄目かも・・・と弱気になったり
そうしながらも時間は止まってくれず、
次々に仕事はやって来る。

問題なく終わらせているから
出来ると思われているかもしれないけれど、
いつも駆け足でやり繰りしているだけだ。

そんな情けない自分をさらけ出してしまえれば
どんなに楽だろうにと
夜になって思う。


笑顔の仮面の下はいつも苦悩と後悔とが
逡巡しているのだ。



この間から週に2~3回だけど、
ウォーキングを始めた。
歩きながら考えると、意外と良い方向へと
答えを導いてくれるような気がする。


いつも夜遅くになってしまうけれど、
日も長くなって来たことだし、
夕方に歩けるようにしたい。
夕日が沈む海を眺めながら
ウォーキングしたら、きっとまた
新しい私に出会えるかもしれない。

情けない自分をされけ出すより、
そんな自分を変えていく努力をする方が
ちょっとはましな気がする。
第一さらけ出せる人もいないしね。


とにかく、新しい私に出会うために
せっせと仕事はしないといけない、ということか。


少しだけ楽しみになった今日。





この海沿いの道を歩くと楽しい。



ここで、新しい自分と逢う。




84歳

2013年04月17日 | 介護


先週の木曜日、福岡にある和白病院の
ガンマーナイフセンターへ行って来ました。

私たちは、先生からの紹介状を持って
ガンマーナイフをするものと思って行ったのですが、
検査が不十分で、
癌なのかそれとも以前に照射した痕なのかの判別が難しくて、
このままガンマーナイフは出来ない、とのことで
造影剤を使ってのMRI検査を行うことになりました。

結果は私が思っていたのとは違う部分の癌が大きくなっていて
場所は違いましたが、ガンマーナイフはしなくてはいけない、
という事で、来週 入院治療することになりました。


明日は主治医の先生に結果報告と、
最近血圧が高くなった母の診察をしてもらいます。

毎週どこかで治療や診察・検査が続き、
母も疲れているでしょう。

もう一頑張り。

いつも厳しい事ばかり言ってしまう私でも
母には出来るだけ元気に、痛みなどなく
そして、長生きしてほしいのです。

ですから、今少し頑張ってね。


本人に言えば良いのに、なかなか
優しい言葉は出てきません。


駄目ですね、、、
優しい言葉は、スタッフに任せて、
私は鬼のような娘として
後ろから追い立てています。

・・・このまま止まらないようにと願いながら。




今日は母の誕生日でした。







頭部MRI 検査結果

2013年02月16日 | 介護




母の受診があり、先日の頭部MRIの結果を聞きました。

母の脳には数十個の小さな転移が見つかっており、
東京に住んでいた時には、定期的に検査をして
大きくなった腫瘍をガンマーナイフで治療していました。


今回の検査で、
前頭葉に転移していた腫瘍が少しだけ大きくなっている事と、
脳の部分的にある浮腫と思われる白い部分が
大きくなっていることが分かりました。

白い部分は、以前ガンマーナイフを照射した部分の
変成かもしれないし、よく分かりません。

大きくなってきている腫瘍を今後ガンマーナイフで照射するかは
以前数回照射してもらった埼玉のガンマーナイフセンターへ
問い合わすという事で、
その結果は次回診察時に伺うことになりました。






春隣りの陽気の昨日、風が冷たい曇りの今日。

季節は春に向かって動いているのに
いつまでも肌寒いこの頃・・・

皆さまもご自愛ください。







忘れる幸せ

2013年02月07日 | 介護



今日は母の頭部MRIの検査日でした。
結果は3~4日かかるそうです。

最近、食事したのを忘れる母。。。

検査が終わった後、時間を見て、

「今日はお昼を食べてないから、お腹が空いちゃった。」

と言って、病院の食堂を恨めしそうに覗き見します。

「帰りに何か食べようか?」

そう言うと、嬉しそうに笑う。

少しずつ、少しずつ、、、
母の脳は委縮しているのでしょうか?





白野江植物園ではコフクサクラが咲き始めていました。
長い冬も終わろうともがいています。

ショートステイ

2013年01月27日 | 介護
1泊のショートステイから母が帰って来た。
帰りの車の中で、さっき食べた夕食の話をした。

「何を食べたか分からないけれど、
 出されたものは全部食べたよ。あんたはまだかい?」
母はそう言って笑った。
「私はまだだから、家に帰って食べるね。」

そんな会話の後、食事の用意をして食べようとしていたら、
「私の分はないのかい?」
母が聞く。
「お腹空いたの?さっき食べたから良いかと思ったけど食べる?」
「え?食べてないよ。。。食べたんならいいけどね。
 でも、残ったらちょうだいね。」

仕方なく少しだけ分けてあげた。
「いいのに、、」と言いながら食べる。
みかんを2個、小さいおまんじゅう2個は
帰ってすぐに食べてしまっていた。


満腹になってウトウトしている母は幸せそうだ。
お腹を壊さなければいいけど、、、と
次の心配が頭をよぎる。
そうなったら、そうなった時の事、、、
そう思わないと毎日やって行けない。


母のいない平和な1日はあっという間に過ぎてしまった。
来月は予約で一杯で予約できなかった。
出かける予定を立てていたのにどうしようかと今から悩む。



介護の日々、
可愛い母がずっと可愛いままでいられるのは
公的介護サービスがあってこそ、と思う。
ありがたい支援体制だと介護を始めて改めて思う。