Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

職場の電話台を作りました!

2013年12月26日 00時00分00秒 | Weblog

2013年12月22日

職場の電話というのは、だいたい複数人で1台が使われている
こんな感じで、2~4人に1台を回転させながら、引き寄せ伸ばしながら



ところが、僕の場合隣の上司と、2人で1台を使用~
でも、机に挟んだファイリングキャビネットの上に置いてあり、どっちかといえば僕に近い
上司はいつも立って受話器を取っている
もう一つ、受話器のラセンコードが、こちらに垂れて机の引き出しに挟み込むことに何度も苛立っていた
どぎゃんかせんとイカン
買えるものなら、すぐにでも買いたいが、市販品は机の角に固定するものばかり
挟み込む場所がないファイリングキャビネットに、固定できる電話台は無いのか




無いなら、自分で作れ
発意構想から半年~一番の技術的問題箇所は、回転部分だった。
その解決策を、半年もかかってやっと実家で見つけた
これは、39年も前の高校1~2年生の時に、勉強もせずに星ばかり観ていた頃に作った、ガリレイ式屈折式天体望遠鏡(対物レンズ直径150mm・焦点距離120cm)を支える回転軸部分
これを実家に行くたびに『どこかにあるはずだ~』と探していた
それがついに見つかったのだ



高校生の頃、通学途中の鹿本町の本田鉄工所に持ち込み、ベアリングを■い鉄板に溶接してもらったもの~
ベアリングの鋼鉄と軟鉄の鉄板の溶接はうまくいか無いと言うのを説得し、渋々溶接してもらったんだっけ~懐かしい

もちろん約40年も放置ししていたので、ホコリだらけと錆びつきでベアリングは動かなかった
懐かしがっている暇はない~
ワイヤーブラシ等で、ピカピカに磨き上げ、錆を落とし、クレ5-56を使ってやっとスムーズに回るようになった
色を塗った八角形の板は、中学生の技術の時間に作った花瓶台
これを流用していたのだ




さて、ターンテーブルとなるものに何かないか~と、ハンズマンをうろついていたら、アッタ
ステンレスの針金が巻いてあったと思われるドラムの軸が、ちょうどベアリングの内径に合いそうだ
廃品処分コーナーなので、50円なり




さっそくドラムの軸を、ベアリングの内径に突っ込んでみた
0.8mmほど、わずかながら緩い(小さい)
ビニルテープで巻くことにした



さて、ターンテーブルの板はどうするか~厚さ25mmで、彫刻用に集めていた貴重な『ホウノ木』の板があった
ちょっとためらったが、適材だった




回転させるだけなら、ホウノ木の板に枠をつけたら完成だろうが、引き寄せ伸ばせるようにしたかった
下のこの板は、電話機を乗せスライドできるテーブル~




幅2cmの狭い3本は、電話機が落ちないよう四方を包む枠木で、ちょっと広いのが意味ありの電話機の後ろの枠木~
一番広いのが電話機を乗せスライドできるテーブル~



切断面のギザギザをベルトサンダーでキレイキレイに面取り



ターンテーブルの板と、ターンするドラムのねじ止め~あまり強く締めるとプラスチックはすぐに割れるから注意



ベアリングの軸に突っ込んでみた~うまく回転した



次は、スライドするレールの取り付け
このレールは以前紹介した  穀物粉砕室の防塵カーテン製作の巻

で使った端切れを取っていたもの~材料の余りは何でも捨てれば良いというものでもない~ちょっとした工作には、ちょっとした端切れで十分な事が多い~しかし、ストックは物が増え、妻に叱られるのが難点

問題はレールの長さ~どれだけスライドさせ引き出せるかだが、重量のバランスから電話機の長さとした




薄刃のディスクグラインダーでカットし、怪我をしないようにバリを綺麗に磨き取った



レールの取り付け~



並行に取り付けるのが素人
手前をわずかに狭くなるように寄せて、ちょっとブレーキがかかるようにした



電話機を乗せるスライドテーブルの枠木の取り付け



枠木で、ちょっと広いのが意味ありというのは、電話機の後ろの枠木には、コードを通す穴が必要だったからです
15mmのホールソーで穴あけ~穴の縁がバリバリにならないように、裏から半分、表側から半分の穴あけ



レールの中心線を正確に引く~
手前をわずかに狭くし(並行でなければ良い)、ちょっとだけブレーキがかかるためには、レールに1mm×2本=2mm狭まるようにした



カーテンレールを滑らせるガイドはどうするか~とだいぶ考えたが、カーテンレール用のコロは小さすぎて固定できない
ネジのストックから探した
 



直径5mm・長さ20mmの坊主頭のボルトがあったので、これを使うことにした



さっそくレールに通してみた~
スムーズなスライドテーブルができた



さて、レールの端に詰め物をして、スライドテーブルのストッパーとした



スライドさせていると、引き寄せるフックがあれば便利と思えた
そこでアチコチ適材がないか探していると、プラスチックハンガーが目に留まった
35mmのホールソーでハンガーの厚さの溝を彫り、出っ張らないようにした




白いプラスチックハンガーが付いたスライドテーブル
実際に使っている電話機を乗せてテストをした



電話機後方の、コードを通す穴



天皇誕生日開けの12月24日、職場に持っていった



コードをつないだ

これで上司は座ったまま引き寄せられるし受話器のラセンコードが、垂れて机の引き出しに挟み込むことに苛立つこともない
めでたし、めでたし


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